第2話 星が降り注ぐ最後の三日間



 この世界の どこに貴方がいるのだろう

 広い広い世界の中で


 うすら笑い浮かべて徘徊する生き物たち

 みんなみんなが「町の飾り付け」にすぎない


「見つけ出さないと」

「探しださないと」

「きっと泣いているはずだから」


 全てはこの地上の添え物

 大いなる意思によって生かされている


 愛して

 願って


 祈って

 求めて


 ちっぽけな抵抗は意味を成している?


 この世界の どこに奇跡があるのだろう

 息吹のない 荒涼とした世界で


 消えて

 尽きた


「星が降り注ぐ最後の三日間を知っている」


「でも、それは私だけ」


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