第2話 無い計画

この島でどのように生活していくのか、計画をたてようと思った。


計画をたてることは、苦手である。


ゴールを設定して、逆算しながら日々やることを決められるとよい。


と、聞いたことがある。


無い島での生活にゴールはあるのか。


屁理屈を言ってはいけ無い。


とりあえず、少し先のゴールを設定しよう。


この無い話、2話をどう終わらせるか。


そもそも、日々の生活や人生にゴールはあるのか・・・。


無い島には何も無い。


ゴールも無いことにした。


ということで、計画は無いことになった。


無い島の周りは、よく分からない液体に囲まれている。


移住する前は、上を見ると空と呼ばれるものがあった気がするが、今は無い。


妙な液体がうごめいているだけだ。


長く見ていると、気分が悪くなる。


きっと、このうごめきは作者の頭の中と一緒なのだろう。






  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る