第2話 見えていたのはまやかしの輝き



 歩調あわせて 一緒にふみだした

 せーのの合図 リズムを刻んだ

 新しい生活

 きっと楽しいことがたくさんある

 期待で胸がいっぱいだった


 一緒に歩こうね

 約束した道


 カレンダーめくりながらワクワクしていた


 でも それ は も   うか この こと で


叫んだ イライラした ぶつけた 憤った どうしてこうなった? 理想なんて綺麗すぎて 汚れていたほうが親しめるなんて 思わなかった 期待が重すぎて 忘れてしまった あの日の気持ちすでに 私だけ おいて 行かれて 嫌というほど思い知ったよ 見えていたこの世界の 輝かしい部分なんて 所詮まやかしなんだって


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る