迷探偵 バーソロミュー
えろっちのゲーム工房
第1日目 バーソロミュー見参☆
私の名は、バーソロミュー。探偵である。27歳の独身で、美形貴公子として名を馳せている。なんでも緑茶色の長髪が、とてもエレガントであるとか。
ある日。私の元に、一通の手紙が来た。23歳の淑女からである。なんでもストーカーの被害に遭っているとか。これは放っておけない。私は探偵助手のビアトリスと共に、その淑女の家を訪ねた。だが、あいにく淑女の邸宅は留守だった。そこで私は、置手紙をしたためた。
「私は探偵バーソロミューである。今回の一連の件で、私はたいへん心を痛めている。必ずストーカーを捕まえて、太陽の下に引きずり出して御覧に入れます。」
置手紙は、淑女の許に届くであろうか。私はビアトリスと共に、ひなびたカフェに入った。私は、言った。
「ビアトリス。君が来てからというもの、不思議と探偵事務所の人気はうなぎ登りだ。何と言っても・・・」
注文した紅茶がテーブルに2つ置かれた。紅茶に遮られた私は、続ける。
「何と言っても、君の仕事ぶりは最高だ。君の手腕は、他に右に出る者はいない。今後も私の右腕として活躍してもらいたい。」
ビアトリスという女性は、どこに住んでいるかもわからない謎に満ちた女性だ。年齢は20代前半であろうか。紅茶色の髪をまとめており、知的な眼鏡と機能的なズボンが印象的だ。ビアトリスは返事をする。
「そんな・・・・・・。あたしの仕事が最高だなんて。でも嬉しいです。・・・・・・ねぇ、バーソロミュー。」
「なんだい?」
「なんでもないです。」
2人は探偵事務所に戻った。淑女からの折り返しの連絡はまだ入っていない。バーソロミューはビアトリスに先に帰宅するように伝えると、探偵事務所2階に上がった。探偵事務所2階はバーソロミューの私宅であった。バーソロミューは、微笑むビアトリスの姿の写っている写真を眺めながら、ズボンを脱いだ。そしてパンツも脱ぐと、露わになった男の精神を右手で激しくしごいたのだった。バーソロミューは独りで「ビアトリスーッ!!」と叫んだ。頂点に達したバーソロミューは、ハァ、ハァと肩で息を繰り返し、やがて賢者のような表情に戻ると、白くどろどろとしたティッシュをゴミ箱に捨てに行った。
そんな時だった。ゴミ箱に、置手紙があった。
「探偵バーソロミュー君。これはゲームの始まりだ。23歳の淑女のパンツが赤く染まるか、君の首筋が赤く染まるか。そのどちらが先かと思うと、ぞくぞくしないかね? 私を止められるかな? ビアトリスちゃんにうつつを抜かしオナニーして射精している様子、たっぷり楽しませてもらったよ。クカカカカ。怪盗Bより。」
「この私、バーソロミューにたてつく気か!? おい、どこにいる、怪盗B!!!」
私は急いでパンツを履いた。そしてズボンを履こうとした。その時である。ビアトリスが2階に上がってきた。
「大変です!! って、・・・キャッ?! ズボン履いてください!」
「すまん。今履いた。大変とはなんだ?」
「はい、これです。淑女からストーカーが出たという手紙が届きました!」
「読んでくれ。」
「では、読み上げます。『バーソロミューさん。聞いてください。3日前、あたしの邸宅にストーカーが入ってきて、あたしのリコーダーを奪って逃げました。このままエスカレートしたら・・・・・・ああ、あたしはどうなってしまうのでしょう!!』、という内容です。」
「分かった。ビアトリス、実は私のほうで気になっていることがある。一緒に1階の事務所まで下りよう。」
私はビアトリスに、怪盗Bとストーカーという2人の厄介な敵の存在を告げた。
「ねぇ、バーロソミュー。その2人をプロファイリングできるかしら?」
「このバーソロミューの推測を聞きたいかね? いいよ。怪盗Bは、恐らくかなりの異常者だ。ストーカーについては、まだ何とも。ビアトリスはどう思う?」
「あたしは、ストーカーの犯行がエスカレートしていくと予感します。このままでは淑女が危ないと思います。護衛をお付けすることをお勧めします。」
「そうだな。淑女には、チェンバレンを護衛として付けることにしよう。チェンバレンはこの事務所で働く39歳の男性だ・・・が、あと1か月ちょっとで40歳となるようだ。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます