第4話 犯人
「1問目の火を使い、順番があり黒から始まるのは?」
「何?なぞなぞかよ」
「他にも青と赤があるもの」
火を使う。青と赤と黒を使うもの。
「あ!!そうか!」
「カレンダーだ」
カレンダーには日にちにバツが書かれていて、
バツの隣に5月24日と書かれていた。
きっと毎日誰かがわかりやすいように
してるのだろう。
僕はカレンダーの曜日のところを指さした。
「そうだ。要するに火を木に変えるんだ」
「きえい?」
「えいを漢字に変換してみて」
「英語の英とか?影とか?」
「そう。影だよ」
「木の影で木影だよ」
漢字に詳しい葵が
「木影の影は違うくない?
木陰が正しいんじゃないん?」
「きっと、犯人が間違えたんだろう」
「それより、日も暮れてきたし、急ぐぞ」
私たちはメタセコイアに向かった。
そこには
犯人は
1番目と5番目
そう書かれていた。
「さっきの太陽系で行くと、水と木で
水木?」
私たちは唖然とした。
「まさか!?あの水木先生が犯人?」
「その可能性が高いな」
私たちは水木先生に会いに行った。
「水木先生、正直に言ってください」
「あなたが犯人ですか?」
水木先生は不思議そうな顔をしていた。
「何の話だよ!」
「友理さんの家に火をつけたのは」
「俺は何もやってない。無実だよ」
「本当なんですか?」
結局追い出されてしまった。
犯人のミスリードだ。
となると、犯人はあいつになるが、
その根拠が見つからなかった。
時間は経ち、夜になり、
完全下校となってしまった。
仕方なく、僕たちは帰っていった。
いったい、あの謎をどう解けば良いんだ!?
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