左2 03



 停滞のホーム


 更に過去へと飛んだ先。

 彼は目の当たりにした。


 偽物の夫婦の下で、日々を少女が幸せそうに過ごしている様子を。


 彼は思った。

 本当の家へ帰れないのならば、いっそのことここで暮らした方が幸せなのではないか。

 ……と。


 彼はその夫婦たちが薬を使わない様に、詐欺師を近寄らせない様ににした。


 けれど結末は変わらない。

 少女は記憶を無くして、言えは炎に包まれた。


「どうかこの子を本当の家に帰してください」


 偽物の夫婦に彼は託される。

 彼は頷く事しかできなかった。


 そしてまた、少女に真実を話して、共に旅をする事になった。


 やり直すのはここではいけない。


 彼は再び過去へと戻った。


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