世界を救った女魔導士様と聖女様は2人っきりでイチャイチャしたい……だけなのに何でこんなに邪魔が入るのよおぉ〜!!?

風間 シンヤ

第1話

  このセイヨウフウ世界に、魔王と呼ばれる巨悪がいた。魔王はセイヨウフウ世界の全てを支配しようと侵攻を開始した。


  が、セイヨウフウ世界の巨悪であった魔王は討ち倒された。聖剣に選ばれし女性の勇者ローラを含めた4人の英雄達によって……


聖剣に選ばれ女性の勇者ローラ


  聖魔法意外のあらゆる魔法を極めし女魔導士ローズ


  聖クロス十字協会に所属していた聖女の1人クレア


  セイヨウフウ世界にあるトアール王国で1番の剣術の腕を持つ女騎士レベッカ


  この4人の活躍により魔王は討ち滅ぼされ、セイヨウフウ世界に平和が訪れた。そして、トアール王国出身である4人は、トアール王国から莫大な報酬が与えられる事になった。


  が、そんな折に、女魔導士のローズと聖女のクレアが報酬について国王様に内密に相談があると訴えてきた。

  国王様は軽く首を傾げたが、2人の訴えを聞き入れ、2人を自分の私室に招き入れた。そして、王妃以外の者に席を外すように命令し、従者達が一礼して部屋を出た後、トアール王国の国王様は改めて2人の方を見た。


「ふむ。それで、ローズ殿にクレア殿。お二人は報酬についてワシに内密に相談があるとの事だったが……どういった内容であろうか?王妃も同席しているが聞かせてはもらえぬだろうか?」


国王の言葉に、ローズとクレアはお互いを見つめ頷きあった後、


『私達は!!誰も知らぬ遠い場所で2人っきりでイチャイチャと過ごしたいんですッ!!だから!褒美は2人でイチャイチャ過ごせる場所をくださいッ!!』


『……はい?』


2人のあまりにも真剣な眼差しによる訴えに、国王様と王妃様は2人揃って目が点になって、同時に素っ頓狂な言葉上げてしまった。


  そんな目が点状態の国王様と王妃様に、ローズとクレアは自分達がこんな願いを言い出した理由を説明した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る