2と4の境界線

折葉こずえ

2と4の境界線

プロローグ

彼女の日記

 あなたは黒い霧に包まれた多くの謎を明らかにしようと懸命に努力していました。


 そして私はまだおとぎ話の中にいました。


 だから私は理解していませんでした。謎は疑いに繋がり、あなたが私に手を伸ばした時、私は沢山の誤解をしました。


 今日あなたは一つの綻びを私に提示しました。


 だけど、真実は殆ど明らかにされました。そして私達は将来を語るでしょう。


 それは狂気かも知れません。


 根っこの深い部分は何も解決されず蓋をされるのでしょう。


 だけどそれを誰が咎めるのでしょうか。 


 思いが固まってしまったのならば変えようとしても意味がないでしょう。


 戦う意味も無いでしょう。


 だって私はメッセージを受け取ってしまっているのですよ。


 そして、あなたはこれまでにない程近くにいます。


 それに私も望んだ事です。


 ――2020年8月20日――


 

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