承 復讐のために
私が目を覚ますした時にはすでに優斗は帰ってきていた。
「ママ〜」と泣きながら私に抱きつく優斗。
「え……」
なんで、優斗帰ってきたんだろ……。
そんなの一瞬でわかった。
「起きたか……」
そう、優斗が優斗をお迎えに行ってきてくれたのだ。
「優斗……」
「うん?」と優斗が反応したが……そっちの優斗じゃない……。
私は優しく優斗を撫でながら……。
「優斗、思いだ──心配かけてごめんね……」
ダメだ……そんなの言ったところで優斗は信じてくれるかわからない。
後……あの子がほんとに絶望するには変な劇はいらない。
本物じゃないとほんとの地獄に落ちない。
それは、私だからわかることだ。
少し、首を傾げながら優斗は「別に大丈夫だよ、貧血か何かか?」と言った。
だから、私は笑顔で「うん」と言った。
あの時、病院で優斗としていた動画を観せたように私も同じことしてあげよ……でも……それじゃぁ、ほんとの絶望を味合わせることはできないなぁ……そーだ、目の前でヤればいいんだ……。
ふふふ、楽しみだなぁ。
私から優斗を寝取ったあなたが次は私が寝とり返すもの。
そう思うととてもワクワクした。
正直、真実を知って怖いという感情は生まれなかった。
そのためにも、今以上にして、優斗は私の身体でしか気持ちよくならないようにしなきゃ。
だから……私は……。
その日の夜に、またした。
もっと、もっと、もっとしなきゃ……。
もう二度と夜空としないように……。
「やっべ……夜空からLINE来てる……」
ダメだよ……夜空とLINEしちゃ……。
「そんなことより、LINEブロック外してよ〜」と私は口を膨らまして言った。
「あ、わりぃ、忘れてた……」
「忘れてたって……」
「ほんと、ごめん!! ほら、最近は電話で話してるから……」
そうだけどさー。
「お願い!! なぁ?」
仕方ないなー。
「なら、後二回私として〜」
「お、おう……に、二回か……」と少し戸惑っている優斗。
「いいじゃん……」
「わかったよ。玲のためだもんな……ちょっと待ってくれ。……今日は友達の家で飲み会っと……」
どうやら、夜空にそう送ってるらしい……嬉しいなぁ……優斗と後二回もできて。
どうせなら……優斗の子供欲しいなぁ〜。
「優斗……生がいい」
「それは無理」
即答だった……。
まぁ、そうだよね……流石に……。
む〜とほっぺを膨らませる私。
「何その可愛いの……」
そして……私と優斗はした。
どんどんと私に落ちてね……。
楽しみだなぁ、夜空が地獄へ落ちるのが……。
○
次の日……。
私は優斗の会社のロビーで待っていると……。
「玲……」とスーツ姿の優斗がやって来た。
私はニヤリと笑い、優斗の耳元で「今日はエロい下着で着たんだ……」とチラリと見せた。
その後、私たちはホテルで……。
「何さっきの……エロいんだけど……後……その格好も……」
そう、私は一応OLとして働いている。
会社が終わるとすぐに優斗のいる仕事場へ来たわけだ。
「優斗の変態……こういうのが好きなんだ……」
「ぁあ、大好きだよ」
そう、優斗は私の耳元で囁いた。
それと同時に心臓がドキッと鳴った。
優斗好き、優斗好き、優斗好き、優斗好き、優斗好き、優斗好き、優斗好き、優斗好き、優斗好き、優斗好き、優斗好き、優斗好き。
そんな想いで心が爆発しそうだ。
ぁあーやっぱり、私、優斗が大好きだ。
その後もいろんなところでした。
それは、いつもよりたくさん。
どんどんと優斗が落ちていく様子がとても可愛かった。
そして……今日も私の家でした。
優斗とベッドで横になりながら……。
「ここ一ヶ月玲、ほぼ毎日のようにするよな……たしかに女性は20代が一番性欲強いって聞くけどさ……」
「そうじゃない!」と私は足で優斗を蹴った。
すると、優斗は私の足を掴んで足の裏を舐めた。
「ひぃやっ!!」
「おかえし」と小馬鹿に言う優斗。
そして、もう一度した……。
それから、さらに一ヶ月が過ぎていった……。
「最近さ……夜空としてないんだよな……というか、するほどの性欲がなくてさ……」
「他の女と……」
「いや、ごめんよ!!」
「むりぃ」
「もう一回するから!!」
そして、私と優斗はもう一度布団に潜った。
○
「ただいまー」と俺はドアを開けた。
すると……「優斗〜」と夜空が抱きついて来た。
「遅くなった……子供たちは……」
「寝ちゃったよ〜。ねぇ、優斗?」
なんなんだ……なんでこんなに機嫌がいいんだ?
「ん?」
「久しぶりにしよ……」
「ううん……」
マジかー、今日二回玲としちまった……。
たしかに、夜空とするのは嬉しいけど……流石にな……。
「元気ない……」
「よし! ヤるぞ……」
○
おかしい……全然、夜空の裸を見ても興奮しない。
「優斗……」とその様子に心配する夜空。
「あ、ああ!!」
なんとか、俺は夜空とした。
でも……おかしい。
二ヶ月ぶりに夜空としたのに全然気持ち良くなかった。
あれ……今日二回したからか……いや、それは……。
じゃぁ、なんで……。
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