クラス転生〜転生したら魔物でした

ソルト塩

第1話プロローグ

「ふーっ!疲れたぁぁ!」

「おいおい、まだ2時間目だぞ?w」

すでに疲れ切っている俺の名は|魔央伸也(マオシンヤ)

高校二年生だ

たった今ハゲ島の国語が終わったところだった

「だってよぉ、ハゲ島の授業マジつまんねんだもん」

「国語の教師のあたりは結構少ないからなぁ、まぁ今年は外れだったな」

「はぁ、次の時間は数学か」

「まぁ、まだいいやろ。数学の教師は森だろ?あいつおもしれぇじゃん」

「いやなんかもう、国語でね…ハハハ」

さっきから俺と話してるこいつは|長野健(ナガノタケル)

中学からの腐れ縁だ

「おーい!座れ、授業始めるぞー」

「はぁ、もうか…」

「まぁ頑張れw」

「またな」

そして俺らが席につこうとした時

キュイーン

変な音が教室に響き渡る

そして床には…魔法陣?

とにかく異様な雰囲気になっていた

それに気づいたクラスのリーダー的存在の

|藤田晃(フジタヒカル)が

「みんな落ち着け!扉からでるんだ!」

と、みんなに指示を出すが誰も聞こえない

混乱が大きく俺らも動けないでいると

唐突に魔法陣から光が出てきて

その瞬間俺の意識は消えた…



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



う…ん?ここはどこだ?

「おい!ここはどこなんだ!」

うん、代弁ありがとう。

って、あたり一面真っ白い世界だな…

全く見覚えがないぞ⁇

「おい、伸也」

「ん?どうした健」

「これなんか不味くないか?」

「いや、まぁ流れてきには…転移?もしくは転生だろうな」

でも俺ら死んでないし…勇者召喚とかが妥当かな」

「そうだな」

そうして俺らが話していると

突然光の球が現れた

「なんだこれ⁈」

『皆さん…聞こえてますか?』

「えっと、、、はい!聞こえてます!」

藤田が代表して会話をする

『そうですか…では手短に今の状況をお話いたします』

「お願いします」

「おい待てよ!状況とかどうでもいんだよ!俺らを家に帰せ!」

おいおい…

『そのことも含めたお話です…私語は慎んでください』

いきなり今口答えした男、|如月徹(キサラギトオル)がパントマイム?をし始める

『彼には少し黙っておいてもらいましょう…』

なるほどな。

『では説明いたします…まずここは世界の狭間…あなたたちの地球と、今から行く世界、ヴァルガンの間にあります…あちらで勇者召喚が行われ、あなたたちが呼び出されたのですが、、、』

「なんでしょうか?」

『世界どうしを繋げるのはとても難しいこと…失敗してしまったのです…そしてあなたたちはここにきてしまい、存在が消えてしまったのです…』

「は⁈意味わかんねぇよ…なんだよこれ、、、」

「私たちどうなるの⁇泣」

「マジかよ…」

みんなが絶望してるなか藤田が

「それで…僕たちはどうなるんですか?」

と聞いたら光の球が

『向こうの世界で魔物として生まれ変わります』

と答えた

「魔物⁈

『はい。しかし、強い魔物として転生させますのでそうそう死なないでしょう』

「わかりました…」

『そしてもう一つ、あなたたちに好きなスキルを一つ選んでもらいます。それをあなた達に付与します』

「え⁈ほんとですか!」

『はい』

「やった!」

「よかった〜」

「へへっ!チートがあるなら俺らだって…

とみんなが言っているなか健が

「なぁ、あんたは誰なんだ?」

と聞く。するととんでもない答えが帰ってきた

『私は神…のようなものです』

「神様…やっぱりか」

「えっと神様」

『なんですか?』

「選ぶスキルはなんでもいいんですか?」

『ええ、あなたたちの心を読み取り、それを反映させます』

『ですので転生する際に強く願ってください』

「わかりました」

『それでは転生させます』

「あ、後ひとつ、聞きたいんですが、僕たちの行く世界はよくあるファンタジーみたいな世界ですか?」

『ええ、あなた達の想像通りです』

「ありがとうございます、もう転生しても大丈夫です」

『それでは送ります』

はぁ、スキルか…ここはやっぱり…

俺がスキルについて考えていると、

ここに来るときの魔法陣のように床が輝き出した

そして意識が薄れていく

「俺の…スキルは…」

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