微睡み決死隊

さばく

第1話  プロローグ

深夜二時。今は、深夜二時。


ブルーライトに照らされた僕の顔が、ふと液晶に映されて。その酷くキモい顔立ちに、ずんと心が曇っていく。


光に耐えきれなくて細めた目が、特にゲスい。


(……ねっむ…)


明日…というか今日、は月曜日。あと数時間後には学校に行かなければならない。まったく、休日ってのはどうして光速で過ぎ去っていくんだろうか。


このまま、ずっと夜ならいいのに。


寝ないと授業で爆死するのは分かっているのだが、それでも寝たくない。寝たら、すぐ朝になってしまう。


馬鹿な悪循環。


すっかり人の居なくなった某つぶやきアプリを、繰り返しスクロールする。投稿のほとんどが、一時間前とかだ。

 今この世にいるのは自分だけなんじゃないかと錯覚して、すんと鼻をすすった。



眠い。眠い。ねむい。ねむい、ねむいねむいねむいねむいねむ……い。


もう……。このまま寝てしまおうか……。





はは、やっぱり睡魔には抗えるわけ…ないよな……。

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微睡み決死隊 さばく @rarurann

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