あとがき
【改稿版追記】
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
第二部は2013年7月から11月にかけて、小説家になろうにおいて投稿されたもので、8年前の作品となります。
元々、分単位の戦闘で目まぐるしすぎて分かりづらかった部分が多かったことと、第三部以降の話と微妙に矛盾があったので、いつか改稿したいと思っていた作品でもあります。
今回の改稿版である程度は読みやすくなったかなと思いますが、いかがでしたでしょうか。
次は第三部の「砲艦戦隊出撃せよ」ですが、日を空けずに投稿する予定ですので、よろしくお願いします。
【オリジナル版】
クリフエッジシリーズ第二部「重巡航艦サフォーク5:孤独の戦闘指揮所(CIC)をお読みいただき、ありがとうございました。
本作品は士官になった主人公クリフォード・カスバート・コリングウッドが、唯一の士官として、強力な敵と戦うというものでした。
新米の中尉が数隻の小艦隊の指揮を執るという無理な設定――小説ではシーフォートシリーズで士官候補生が指揮を執るという設定がありましたが――であり、強引な展開だなと思いながら書いていました。
また、人間関係ももっと深掘りしたかったのですが、全くできませんでした。更に終わり方があまりすっきりしていません。これは次作への布石として、最初からこうするつもりでしたが、もう少し書きようがあったと反省しております。
相変わらず戦闘シーンが地味で、戦闘艦の描写もいまいちですが、前作よりはミリタリーSFらしくなったかなと自己満足はしております。
本作の舞台、重巡航艦サフォークですが、イギリス海軍の条約型重巡洋艦カウンティ――イギリスの行政単位――級のサフォークから名前を取りました。
メジャーな艦ではないですが、沈没寸前の状態で帰港するなど、結構ハードな戦いをした船のようです。ちなみに日本にも来たことがあるそうです。
偉そうに書きましたが、イギリス海軍をイメージして書いている割には、私のイギリス海軍の知識は多くありません。ネルソンが活躍した十八世紀末くらいなら、ほどほど知っているのですが、第一次世界大戦から第二次世界大戦までの大西洋での戦いについては、あまり知識がありません。今回のサフォークもWikiなどのネット情報から得た知識ですし……
次作ですが、宿敵ゾンファ共和国との開戦後の話にしようかと思っています。その前に主人公クリフとは関係ない外伝的な短編を書くかもしれませんが。
と言っても、別シリーズのファンタジーを二作も連載しているので、次作はいつになるかは……でも、本シリーズが一番のお気に入りです。と言うか、子供のころからSF作家になるのが夢でしたから。
出来るだけ早い時期に次作に取り掛かりたいと思っていますが、次は艦隊戦を書こうと思っていますので、結構時間が掛かると思います。
今回、小艦隊同士の戦闘を書いたのですが、大艦隊の戦闘のイメージがうまくできないのです。設定では一個正規艦隊が約五千隻ですから、万単位の戦闘艦がひしめくことになります。重巡航艦の主砲の射程が十五光秒ですから、戦艦同士なら二十から三十光秒くらいの距離での撃ち合いになるでしょう。そうなると、相対速度が光速の二十パーセントだとすると、百五十秒、二分半ですれ違ってしまいます。すれ違った後、一時間くらい掛けて反転するんですが、結構離れるんです。この辺りがネックなんですよね。
イメージと違うんで、どうやって格好いい艦隊戦にするか……
何かいいアイデアがあったら教えてください!
最後にここまで読んで頂き、本当にありがとうございました。
心より感謝いたします。 愛山 雄町
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