コードネーム U.N.C.L.E. ー19.10.22.

監督:ガイ・リッチー



「むしろ続きがみたい」

まだドイツに壁がある時代、米、露の諜報員に英がタッグを組んで悪と戦う!


コミックのようなノリながら、B級には決してまとまらないオシャレ感が魅力。

陳腐なようでしっかりした伏線になるほど、とうなったり、

それらを盛り上げてくれる凝りに凝った構成などなど、きっと監督の趣味がつまりに詰まっているに違いない仕上がりはゴージャスでまさにエンタメ。

バリバリの定番を踏襲した安定感がありつつも、不思議な斬新さがクセになる一作だった。


とにかくこれが映画だ、と言わんばかりの衣装とロケ地が素敵過ぎ。

今回でチーム結成したのだから、続きこそ見たいんですが!



華やかさ、とは何だ。

文字の世界でもあるはず。

上手い下手はおいておいて、ぼわん、とゴージャスが匂い立つような雰囲気をもつ行間とでも言うべきか。

残念ながら段ボールをしがむような自身としては、まるで縁がなくてこれ以上何とも言い難い。

ともかく本作は設定も、ストーリーも、さほど奇抜でも何でもないのだ。

むしろ懐かしいくらい「ああ、こういうの昔からあるね」と言わんばかりで、少年探偵団やら月光仮面に近しいオーソドックスさを感じてしまうほど。

だがなにはともあれ画面に華がある。

ロケもアングルも、セットも衣装も、そして配役も。

音楽に、芝居の間合いに、いちいち華やか。

ちょっとタカラヅカを連想させるほど。

こうした雰囲気づくりが文字でも出来たらすごいだろうと思う。

語り口調でもなく、描写でもなく。

ちょっと想像を超えているけれど。

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