プロポーズ

3年振りに会った和くんは相変わらず

黒髪・黒眼・長身で

顔も整っていて、かっこいい。


「和くん。おかえりなさい」


「咲希ただいま。会いたかったよ。大きくなったね」


「私も和くんに会いたかった」


「俺の部屋で話そうか」


「うん」


部屋に着いていきなり和くんが言った。


「咲希、高校卒業したら俺と結婚しよう」


結婚?えっ、誰と誰が?


「結婚?和くん、もう1回言ってくれる?」


「だから、俺と結婚しようよ。咲希」


「私と和くんが結婚するの?本当に?」


「うん。咲希が好きだから結婚したい。ずっと待ってたんだ」


「和くんが私のこと好きとか夢みたい。私も和くんのこと好き、大好きなの」


「嬉しいよ。咲希が7歳の頃プロポーズしたの覚えてる?」


「うん、覚えてる。私が結婚したいって言ったら、大人になったら結婚しようって和くん言ってくれたんだよね」


「そう。俺はあの時も本気でプロポーズしてたんだよ。咲希が可愛くてお嫁さんにしたいってずっと思ってたから」


「和くん嬉しい。私を和くんのお嫁さんにして下さい」


「ありがとう。一緒に幸せになろうな」


和くんと抱き合いキスをしました。


まさか和くんも私のこと好きだったなんて思いもしなかった。


好きは何回も聞いてたけど

妹みたいで好きなんだと思ってたの。


和くんと結婚できるなんて

本当に嬉しい。

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