第四十五話 VSケルベロス
俺達は更に奥まで進んでいく。
そして一つの小さな扉を発見した。
罠が無いか鑑定してもらおう。
「部屋を鑑定できるか?」
「小さい部屋なら出来る。大きなダンジョンなどは鑑定不可だ。現時点ではな」
「現時点?」
「固有スキルにもレベルが存在するんだ。お前にはないがな」
「へえーそうなのか」
どうやら固有スキルにもレベルが存在するらしい。
だがどうやら俺の固有スキル【経験値0】にはレベルが存在しないらしい。
何故だろうか? またバグでレベルが追加されるのかな?
「安全だ。更に地下に続く階段がある」
「まだ深く潜るのか」
「水と食料をくれ」
「ああ、ほら」
俺達は更に地下に潜る前に水と食料を摂取して休憩した。
正直この甘いお菓子は美味しい。
しっとりしたクッキーだ。
因みにチョコ味、バニラ味、ストロベリー味を所持している。
「ほんと甘いお菓子好きだな」
「甘い食べ物ならお菓子でなくとも好きだぞ」
「甘いの以外も普通に食べてるよな」
「まあな。偏食家ではないからな」
俺達は軽く雑談を終えると更に地下へと続く階段を下りた。
そしてそこでいきなり凶暴なモンスターと対峙する。
「レイン、あれは!?」
「何だあれは!?」
俺とアイリスが驚いた表情をする。
何せ目の前にいたのは体長6メートルを超える首が三つのモンスターだった。
「ラファ鑑定を頼む」
「分かった。任せろ」
ラファが謎のモンスターを鑑定する。
「モンスター名はケルベロスだ。HPは6000。攻撃力4500。防御力3000だ」
普通に強すぎだろ。
またエターナルからの刺客か?
戦うしかないか。
「スキル煉獄発動」
俺は魔剣アーレードの武器効果の漆黒の斬撃をケルベロスに向けて放つ。
「はああああああああああああああああああああああっ」
これで相手のHPは残り1600だ。
ケルベロスが悲鳴を上げる。
グルワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!
そしてケルベロスが赤い炎のブレスを吐いてくる。
「ここだと狭くて回避できない」
幾ら俊敏さが無限でもこう狭いと回避できない。
くそ。俺はアイリスとラファを守り攻撃を喰らう。
が俺は竜の盾アーグメントの防具効果により攻撃を弾き返す。
「甘い。自分の攻撃でくたばれ」
俺はケルベロスの攻撃を弾き返す。
そしてケルベロスは自身の攻撃を直に喰らい消滅した。
「はあはあ。危なかった」
「レインありがとうございます。助かりました」
「助かったぞレイン」
「こいつのお陰だな」
竜の盾アーグメントはやっぱり滅茶苦茶強いな。
そして俊敏の弱点も知れた。
狭い場所ではやはり回避は不可能だ。
今後は対策を立てていこう。
「ドロップアイテムはケルベロスの爪と毛皮だ」
俺はこの日ケルベロスを何とか倒すことに成功した。
こんな強いモンスターがゴロゴロいるダンジョン。
そりゃ未攻略だよな。
「ワクワクしてきたな」
「ああ。どんどん進もうぜ」
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