第四話 スーパータイガー討伐の鍵はお金
ステータス値のお金の部分がバグった俺は自由自在にお金を、謂わば硬貨を自由に出現させることが可能になった。
どうやらよくわからんがバグったようだ。
これが女神が言っていたバグか。
「条件は分からないが、これで戦うしかない」
俺は水を求めて必死に歩き続ける。
すると泉のような場所が目の前にあった。
蜃気楼ではない。
「やった、水だ」
俺は急いで泉に行き水を飲む。
そしてステータス値を確認する。
ステータス
名前【レイン】
年齢【15歳】
レベル【1】
HP【50】
MP【50】
攻撃力【10】
防御力【10】
俊敏【10】
魔力【10】
幸運【1】
固有スキル【経験値0】
装備
武器【なし】
防具【なし】
アイテム【なし】
お金【∞ガルド】
おお少しだが回復した。
これで死なずに済みそうだ。
「しかしバグの条件が分からないな」
バグの条件が全く分からない俺は現在自由にバグを発生させる事は出来ない。
つまり地獄であることに変わりはない。
ガルルルルルルルルルルルル。
俺は再び寄って来るスーパータイガーと対峙する。
スーパータイガーが襲い掛かって来た瞬間俺は自分の周囲に硬貨を大量に出現させる。
スーパータイガーの攻撃を大量の硬貨で防ぐ。
「これ強くね?」
俺はよくわからないままバグを発現させて、現在お金を無限に扱える。
これでスーパータイガーに勝てるぞ。
俺はスーパータイガーが怯んだ瞬間、スーパータイガーの上に硬貨を大量に降らせた。
するとスーパータイガーは硬貨の重量で押しつぶされる。
「勝った、勝ったぞ」
俺は喜ぶ。すると一つの宝箱と同時にワープ空間が出現した。
「これは!?」
俺は宝箱を開けるとそこには三日分程度の水と食料が入っていた。
「やった。水と食料だ」
そして俺は更に恐る恐るワープ空間に乗る。
出られるかもしれない、そう希望を抱いて。
しかしワープした先は先程と違った森の中だった。
ダンジョン【エターナル】第二層である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます