第21話 秘密結社エデン
此処はとある建物の執務室らしき部屋の中、其処には人間の姿をした人物が20名ほど各席に座っていた。
中央には7つの席があり、左右にも7人の席があった。
これが秘密結社「エデン」の幹部メンバーである。
ナンバー1 「殺戮王」御剣拓真
ナンバー2 「
ナンバー3 「博士」又は「教授」アレックス=ロギンス
ナンバー4 「黒豹」アンナ=ロマホフ
ナンバー5 「龍拳士」龍寧
ナンバー6 「獅子王」レオナルド=ベッキーニ
ナンバー7 「冷血姫」レイラ=フォスター
「地球」での「悪魔」討伐部隊を率いた隊長達がある人物によって「悪魔」に変化したのである。
この7人が幹部「7つの大罪」と言われる。
そして、以前からある人物の腹心として「死天王」と呼ばれる「悪魔」達がいた。
ナンバー8 「吸血鬼」アフロディア
ナンバー9 「灼熱の獅子」ブロックス
ナンバー10 「破滅龍」バラクーダ
ナンバー11 「旋律の貴公子」レオンハルト
そして、残りのメンバー10人は
ナンバー12 戦乙女アンジェリカ
ナンバー13 影忍者サイゾウ
ナンバー14 一角鬼ベルトラン
ナンバー15 暴君ドライセン
ナンバー16 悪魔騎士ベルゼー
ナンバー17 死霊使いアルトマン
ナンバー18 闇巫女エレン
ナンバー19
ナンバー20 漆黒のバラン
そして最後のナンバー21 魔物使いゲドン
以上がエデンの幹部である。
最初にナンバー1の御剣拓真が話を始める。
「この度、ナンバー21の席が空いた為、ナンバー25であったゲドンをナンバー21に昇格する。理由はミッドガルにおける魔物襲撃の功労者であるからだ」
「ありがとうございます。「殺戮王」様」
ゲドンは全員に頭をさげた。
すると『大佐』が続いて話をした。
「元ナンバー21であった「神速剣」スレンダーはこのエデンを脱退した」
『『『『なんですと!』』』』
死天王達が驚いて立ち上がった。
『あの神速のスレンダーが?』
「そうだ」
『理由は?』
「わからん。だが討伐隊をさっき派遣した。隊長は」
『僕だよ。『龍拳士』である僕しか彼奴に対抗出来ないからね?』
『それと、私、レオンハルトも一緒に行く予定だ。奴の居場所はバラン帝国に潜んでいる。素早さの下位ナンバーも数人行かせる。』
「この件は終わりだ。次、現バルハイト帝国の国王であるナンバー15、ドライセン。報告しろ」
『はは。只今ベルハイト帝国では元加盟国の人員整理して、やっと形が出来ました。先ずは帝国軍人ですが、騎士団長はダグラス=ハミルトン侯爵が指揮をします。元同盟国であった騎士全員約3万人を鍛えている最中であります。騎士団には既に「博士」の「薬」を使って改造人間としています。死んでもアルトマンによってスケルトン化に出来ると思っています。後、ベルハイト帝国民の約半数は既に魔物化出来るようになっています。最終的には全帝国民が魔物化出来るようにしている最中です』
「それで、その魔物化をしたらどうすのか?」
『はい。全世界にて宣戦布告をしようと考えています。最初にバラン帝国に攻めようと考えています』
「わかった。次「博士」。柱の件は?」
「柱の件ですが、我が主の復活に必要な柱は後3つです。既に一人は柱に組み込み既に一体化になりました。柱になる人物は....聖女と勇者2人。後はハミルトン侯爵の娘でしたが、彼女は対象外になりました。」
『その理由は?』
「理由は魔力量が柱になる為の量でないからなのです。それで方向転換しました。聖女と勇者は今、魔法国に我が軍との戦いの準備中です。もう一人の勇者はカレディア王国で女性漁りをしています。この勇者は魔力量は高いが実力ははっきり言ってない! 」
「そうなると、カレディア王国から始めようか?」
『それなら、私、バラグーダが行きましょう。勇者との戦いをしたいのでね?』
「お前はいつもそう言うなあ......。俺も一緒に行こう。暇だからな」
ナンバー6である『獅子王』が答えた。
そして、ナンバー1の拓真がまとめる。
『それでは、カレディア王国の件は『獅子王』と『破滅龍』に任せる。補佐は魔物使いゲドンとサイゾウとする。1か月もあれば大丈夫だろう。ついでにカレディアも滅ぼしていいぞ?』
『『『分かりました』』』
4人はその場から姿を消したのであった。
『次はの一人の勇者と聖女の件だが、何か情報はあるか?』
拓真が尋ねると『闇巫女』エレンが話をし始めた。
「実はその二人の事ですが、どうやら異世界の神から召喚されたらしいのです。先程の別の勇者も同じで」
『続きを言って見ろ』
「はい。最初の二人は「殺戮王」様がいた『地球』から来たと言われています。もう一人もです」
『名前はわかるか?』
『はい。勇者の名前はリョウタ=アマカゼ。聖女の名前はエリカ=シラサギ。バラクーダ様達が向った場所には、バラン帝国の勇者、名前はカズヤ=ミコシバと言います。』
「多分、それは違う異世界の「地球」から来た人間だと考えるな?」
『そうでありましたか? 魔法国には誰を向かわせて行くのですか?』
『それは放置とする。相手の出方も分からないのでな』
『はい。分かりました。私の部下を魔法国に潜入させているので何か分かり次第報告致します』
『分かった。それでいい』
『では、私もこれで』
エレンも、この場を後にして消えて行った。
そして、『黒豹』アンナが拓真に話をかける。
『ねえ。拓真。私、少し気になっている事があるの?』
『なんだ、アンナ。言って見ろ』
『この世界の女神ルナミスが誰かを『レアバーン』に呼び寄せた気がするのよ?』
『それはないだろう? ルナミスは今、別の異次元に閉じ込められているはずだ』
『まあ。そうだけどね? でも注意は必要だと思う。その人物はカレディアに居るみたいなので』
『それなら、カレディアに行った二人に報告してくれないか? まあ能力は低いと思うが..』
『あいよ』
『それでは、会議はこれにて終了だ。残ったメンバーは此処で待機だ』
『『『『了解!』』』』
こうして『エデン』での会議は終わったのであった。
だが、此処からシリウスと『エデン』との戦いが開始したのは言うまでもなかった。
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