変わっていく世界と1人の英雄

@takataka23

第1話日常と終わりの始まり

そこには人がたっていた守るべきものを守りきったと笑顔で死んだ誰にも感謝されずに誰にも理解されなかった悲しい人いや英雄がそこには立っていた。


朝僕は習慣となっているランニングをする鼻歌を歌いながら街を走る

「シン」

自分の名前を言われて立ち止まり後ろを見る

「デルタさんじゃないですかこんな朝早くに珍しいですね」

「朝の見回りだよ!月に1回の当番だ」

デルタさんはそういった。この街には衛兵がいるそして今日は朝の見回りの当番がデルタさんなだけだった

「ちゃんと守れるんですか?」

僕は皮肉も込めてこう言った。この人は僕の姉の婚約者にも関わらず姉を守りきれず死なせてしまったいや逃げた臆病者だそう思っているのは僕だけじゃなく街の人たちもそういって彼のことをよく見ようとしなかった酒癖も悪くみんなからは厄介者として見られていた。

「任せとけ今度こそ守ってみせる」

この言葉ももう何百回言われたかも分からない僕はいつも通り

「ハイハイ頑張ってね」

と言ってぼくはランニングに戻るそれが日常であり平穏な日々の証だった、しかしその日は違った

「ドンッッ!!!」そんな音が門から響いたぼくはビックリして尻もちをついたデルタさんは

「シン!皆を呼びにいけ」

「デルタさんはどうするの?」

「俺は様子を見てくる」

「わっ、分かった!」

そう言ってぼくはここから2キロ離れた衛兵の基地に向かって走った

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る