第3話 二時限目 1
二時限目はつつがなく進んでいき残すところあと僅か。皆の視線が壁時計に多く向く時間になった。
……ダメだ。内容が全然頭に入ってこない。
俺は授業に集中できていなかった。
理由は至極単純で思春期ならではのもの。一時限目での出来事が脳内で勝手に再生されてしまうのだ。
自分でじゃなく誰かの手でいじってもらうのって、あんなに気持ちいいもんなのか……しかもあの南沢に……いかんいかん、集中集中。
脳内再生されては連動してアソコも肥大化し、ダメダメと振り払えば
意識しないようにすればするほど鮮明に思い出してしまう。
一番後ろの席だからってバレないわけじゃない。誰かが振り返る、たったそれだけで学校生活が終わる可能性だってある。教師に見つかりでもしたら最悪親にまで……そういった
――あっ……そうそう、確かこんな感じで皆の背中を見つめながらアソコをいじられて――って、え?
そんなまさかと視線を落としてあらびっくり。色白で
あふあふあふあふあふうううううううううううッ!
またしても――またしても南沢は刺激的な時間を俺に与えてくれた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます