第10話

ああ、非情


人間に興味がない

知的なホモサピエンスの筈なのに、

どうしてこんなにもやるせないの


好きとか言ったって居なくなるんでしょう?

助けてと言ったって無駄なんでしょう?

大切にするなんて、口だけでしょう?

あなたはあなたの話したいことだけ話すのでしょう?


どうでもいいの、誰も彼も

都合のいいときだけ呼び出す


あなたがわたしに対して失礼でも許されると思っているように

わたしはあなたからいつでも離れたっていいと思ってるよ

ねえそうでしょう?


関係性なんて関係ないの

どうでもいいものにつかう時間なんてないの


この場合、非情なのはどちらか

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る