第6話

硝子越しの君

やわらかな触覚も匂いもない

そこに君がいるというだけ


反射した瞳がキラキラ僕を写す

生きているのに生きていないみたい

夢の中にいるような心地になるね


電話みたいに生を感じるわけじゃないけど

僕たちの距離はこれくらいがきっと丁度いい


うつくしい関係

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