浅慮
おお、民よ、
世俗の汚れた感性よ、
僕をひとりにしておくれ!
奇怪な歌を歌い散らし
足踏み鳴らしてきゃっきゃっと
猿のごとく笑う人々よ。
僕は多少の思慮があるゆえ
耳を塞いで自ら防いだ!
君たちを糾弾することなく。
働きづめの我々に
やっと休みが与えられたのだ!
それは君たちも僕も同じこと。
君たちが何をしようと
僕には非難できないのだ。
君たちが僕を非難できないように。
ああ、浅慮の学徒たちよ、
共に戦う友たちよ、
君を泣く!
正しくあれとは言えないが、
清くあれとは言えないが、
ただこちらを見てはくれないか。
さて、浅慮に溺れた猿たちに、
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