第17話 エヘッ! 17

「私の名前はテスラー総統! 全宇宙の支配者だ! 私は地球を支配するべくカミラス星からやって来たのだ! ワッハッハー!」

 現れたのはテスラー総統。

「おい。地球を支配している奴はどこのどいつだ?」

 テスラー総統は子分に聞いてみた。

「はい。こいつです。」

 子分はテスラー総統に1枚の写真を渡す。

「なんだと!? こいつが地球を支配しているというのか!?」

 驚愕するテスラー総統。

「カワイイ女の子じゃないか!?」

 写真はおみっちゃんが写っていた。

「はい。茶店で看板娘をしているそうです。」

 子分はおみっちゃんのことを調べていた。

「よし! 早速、茶店に先鋒隊を送り込め!」

「はい!」

 こうしてテスラー総統の手下が茶店に送られるのであった。


「茶店の歌姫、宇宙編。」

 こうして新シリーズは始まる。ただし、魔界編や天界編とノリは同じである。


「いらっしゃいませ! 美味しい! 美味しい! お茶とお団子ですよ!」

 おみっちゃんは茶店の看板娘として真面目に働いている。

「毎日行列! ガッポリだね! イヒッ!」

 茶店の女将さんは笑いが止まらない。

「私の名前はおみっちゃん! 夢は江戸で歌姫になることです! エヘッ!」

 いつも明るく笑顔で元気に前向きなエヘ幽霊。

「おみっちゃん、お客さんだよ。」

 女将さんがおみちゃんを呼ぶ。

「は~い・・・・・・え!?」

 返事をして振り向き驚くおみっちゃん。


「私の名前はハルタン星人! 全宇宙の支配者テスラー総統の配下である! 地球を支配しにやって来た!」

 現れた宇宙からの侵略者。

「おみっちゃん、知り合いかい?」

 女将さんは尋ねてみた。

「宇宙人にお友達はいません。」

 否定するおみっちゃん。

「地球の支配者である茶店の歌姫のおみっちゃんを倒して我々が地球をいただくのだ!」

 宇宙からの侵略者は地球を支配しに来た。

「おみっちゃん、あんたいつから地球の支配者になったんだい?」

 女将さんは尋ねてみた。

「知りませんよ。地球の支配者になったつもりはありません。」

 否定するおみっちゃん。

「おみっちゃん! 私と勝負だ!」

 地球の支配者の戦いを挑む宇宙からの侵略者。

「仕方がありません。女将さん、少し遊んできます。」

 おみっちゃんは相手をすることにした。

「行っといで。おみっちゃん。サボった分は給料から引くからね。」

 守銭奴な女将さん。

「そんな!? 殺生な!?」

 ショックを受けるおみっちゃん。


「かかって来なさい! 宇宙人!」

 おみっちゃんは侵略者を迎え撃つ。

「くらえ! ハルタン・ビーム!」

 侵略者はビームをぶっ放す。

「ギャアアアアアアー!」

 おみっちゃんは倒された。

「やったー! 倒したぞ! これで地球は私のものだ! ワッハッハー!」

 勝ち誇る侵略者。

「それはどうかな?」

 そこに死んだはずのおみっちゃんが現れる。

「なに!? バカな!? おまえは確かに死んだはず!? なぜ生きている!?」

 戸惑う侵略者。

「いいえ。生きてませんよ。私は既に死んでいる。だって私、幽霊ですから。エヘッ!」

 おみっちゃんはエヘ幽霊だった。

「幽霊!? そんなのありか!?」

 侵略者に幽霊という概念はなかった。

「愚かな宇宙人よ! 地球の支配者の恐ろしさを教えてやる!」

 遂に地球の支配者を認めたおみっちゃん。

「私の歌を聞かせてやろう! これがおまえへのレクイエムだ!」

 おみっちゃんは歌を歌うつもりである。

「歌? 戦闘中にふざけているのか?」

 侵略者は戸惑う。

「1番! おみっちゃんが歌います! 曲は蝉時雨! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ!」

 おみっちゃんは極度の音痴でゴットボイスの持ち主であった。

「み、耳が潰れる!? なんだ!? これが歌声なのか!? 騒音だ!?」

 おみっちゃんの歌声に苦しむ侵略者。

「ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ!」

 更におみっちゃんは気持ち良く歌を歌い続ける。

「頭が割れる!? テスラー総統! 万歳! ギャアアアアアアー!」

 侵略者の他人に危害を加えようという邪神がおみっちゃんの歌で追い払われた。

「ご清聴ありがとうございました! ああ~気持ち良かった! エヘッ!」

 ご満悦なエヘ幽霊。

「ここはどこ? 私はだあれ?」

 侵略者は良い子になった。

「ハルタン。美味しいお茶とお団子を食べたくない?」

 おみっちゃんの悪魔の囁き。

「食べたい!」

 釣られる侵略者。

「じゃあ、茶店に一緒に行こうね。エヘッ!」

 新しい茶店のアルバイトを手に入れたエヘ幽霊。

「わ~い! お茶とお団子が楽しみ!」 

 改心した侵略者は茶店に連れていかれる。

「地球の平和は私が守る! エヘッ!」

 地球の支配者のエヘ幽霊。


「は~い! エヘ幽霊と宇宙からの侵略者の戦いが生で見れる茶店はここだけですよ! おっと!? お客さん! 特等席は1万円ですよ! サイン付きの席は5000円アップです! 残念ですが地球の支配者との握手会は安全上の注意のために行っておりません! イヒッ!」

 ちゃっかりおみっちゃんの給料は減らしているのに、茶店の看板娘と宇宙からの侵略者のショーを茶店のお客に見せてお金を儲けている女将さんであった。

「私の一人勝ちだね。イヒッ!」

 この物語のオチである。

 つづく。


「私の名前はテスラー総統! 全宇宙の支配者だ! 私は地球を支配するべくカミラス星からやって来たのだ! ワッハッハー!」

 現れたのはテスラー総統。

「テスラー総統!? ハルタン星人がやられました!?」

 子分が報告を入れる。

「なんだと!? 忌々しい地球の支配者おみっちゃんめ!」

 激怒するテスラー総統。

「よし! 早速、茶店に次の刺客を送り込め!」

「はい!」

 こうしてテスラー総統の手下が茶店に送られるのであった。


「いらっしゃいませ! 美味しい! 美味しい! お茶とお団子ですよ!」

 おみっちゃんは茶店の看板娘として真面目に働いている。

「毎日行列! ガッポリだね! イヒッ!」

 茶店の女将さんは笑いが止まらない。

「私の名前はおみっちゃん! 夢は江戸で歌姫になることです! エヘッ!」

 いつも明るく笑顔で元気に前向きなエヘ幽霊。

「おみっちゃん、お客さんだよ。」

 女将さんがおみちゃんを呼ぶ。

「は~い・・・・・・え!?」

 返事をして振り向き驚くおみっちゃん。


「私の名前は大怪獣コシラ! 全宇宙の支配者テスラー総統の配下である! 地球を支配しにやって来た!」

 現れた宇宙からの侵略者。

「おみっちゃん、知り合いかい?」

 女将さんは尋ねてみた。

「宇宙人にお友達はいません。」

 否定するおみっちゃん。

「地球の支配者である茶店の歌姫のおみっちゃんを倒して我々が地球をいただくのだ!」

 宇宙からの侵略者は地球を支配しに来た。

「おみっちゃん、あんたいつから地球の支配者になったんだい?」

 女将さんは尋ねてみた。

「知りませんよ。地球の支配者になったつもりはありません。」

 否定するおみっちゃん。

「おみっちゃん! 私と勝負だ!」

 地球の支配者の戦いを挑む宇宙からの侵略者。

「仕方がありません。女将さん、少し遊んできます。」

 おみっちゃんは相手をすることにした。

「行っといで。おみっちゃん。サボった分は給料から引くからね。」

 守銭奴な女将さん。

「そんな!? 殺生な!?」

 ショックを受けるおみっちゃん。


「かかって来なさい! 宇宙人!」

 おみっちゃんは侵略者を迎え撃つ。

「くらえ! コシラ・ビーム!」

 侵略者はビームをぶっ放す。

「ギャアアアアアアー!」

 おみっちゃんは倒された。

「やったー! 倒したぞ! これで地球は私のものだ! ワッハッハー!」

 勝ち誇る侵略者。

「それはどうかな?」

 そこに死んだはずのおみっちゃんが現れる。

「なに!? バカな!? おまえは確かに死んだはず!? なぜ生きている!?」

 戸惑う侵略者。

「いいえ。生きてませんよ。私は既に死んでいる。だって私、幽霊ですから。エヘッ!」

 おみっちゃんはエヘ幽霊だった。

「幽霊!? そんなのありか!?」

 侵略者に幽霊という概念はなかった。

「愚かな宇宙人よ! 地球の支配者の恐ろしさを教えてやる!」

 遂に地球の支配者を認めたおみっちゃん。

「私の歌を聞かせてやろう! これがおまえへのレクイエムだ!」

 おみっちゃんは歌を歌うつもりである。

「歌? 戦闘中にふざけているのか?」

 侵略者は戸惑う。

「1番! おみっちゃんが歌います! 曲は蝉時雨! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ!」

 おみっちゃんは極度の音痴でゴットボイスの持ち主であった。

「み、耳が潰れる!? なんだ!? これが歌声なのか!? 騒音だ!?」

 おみっちゃんの歌声に苦しむ侵略者。

「ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ! ガガガガガガガガッガガガガガアッガガガガガガガガガガガガガッガガガガガガ!」

 更におみっちゃんは気持ち良く歌を歌い続ける。

「頭が割れる!? テスラー総統! 万歳! ギャアアアアアアー!」

 侵略者の他人に危害を加えようという邪神がおみっちゃんの歌で追い払われた。

「ご清聴ありがとうございました! ああ~気持ち良かった! エヘッ!」

 ご満悦なエヘ幽霊。

「ここはどこ? 私はだあれ?」

 侵略者は良い子になった。

「コシラ。美味しいお茶とお団子を食べたくない?」

 おみっちゃんの悪魔の囁き。

「食べたい!」

 釣られる侵略者。

「じゃあ、茶店に一緒に行こうね。エヘッ!」

 新しい茶店のアルバイトを手に入れたエヘ幽霊。

「わ~い! お茶とお団子が楽しみ!」 

 改心した侵略者は茶店に連れていかれる。

「地球の平和は私が守る! エヘッ!」

 地球の支配者のエヘ幽霊。


「は~い! エヘ幽霊と宇宙からの侵略者の戦いが生で見れる茶店はここだけですよ! おっと!? お客さん! 特等席は1万円ですよ! サイン付きの席は5000円アップです! 残念ですが地球の支配者との握手会は安全上の注意のために行っておりません! イヒッ!」

 ちゃっかりおみっちゃんの給料は減らしているのに、茶店の看板娘と宇宙からの侵略者のショーを茶店のお客に見せてお金を儲けている女将さんであった。

「私の一人勝ちだね。イヒッ!」

 この物語のオチである。

 つづく。


 おまけ。

「ふっふっふっ。ふがいっぱい。」

 掴みはOK。

「完全に連続アニメの台本が原本を3か所くらい変えただけで簡単にできましたな。アハッ!」

 これも才能だろう。

「多くはこれで文字数を稼げる。後はプチストーリーを思いついた時に足せばいいだけ! アハッ!」

 もう笑いが止まりませんな。

「後はおみっちゃんの趣味を妄想、空想、新キャラクター作り、新しい物語作り、あ~小説家にでもしてしまうか?」

 歌姫と関係が無くなってきたな。それは困る。おみっちゃんは優秀じゃないのでいじれない。女将さんもお金しか興味がないので小説家は無理。妖怪で知的で? 小説家ができそうな奴・・・・・・ぬらりひょん? それはゲゲゲの鬼太郎だしな。餓鬼? 河童? 天狗? 酒呑童子? 大嶽丸? 玉藻の前? どれもイメージが違う。

「幽霊がおみっちゃんでエヘ幽霊で極度の音痴でデスボイスの持ち主。これもイメージが違う。」

 ということは何でもいいのだ。

「・・・・・・夢オチにしよう。おみっちゃんが眠ったら他の世界で大暴れにしておこう。」

 これで創作活動ができる。アハッ!

 つづく。

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