第184話 戦場からの離脱
弩弩弩弩弩弩弩弩弩弩弩弩
ドドドドドドドドドド
ドドドドドドドト
騎馬隊が遠ざかってゆくと、地面を揺さぶる振動も小さくなってゆく。
ゴソゴソゴソゴソ
フアッ!!「やっと出れたっちゃあ〜」
ボフッ!!
ノアが落下傘から這い出すと、厚手のクッションとなった落下傘に倒れ込む!
「ノア、大丈夫かい?日本軍のみんなは行ったよ。」
「ええ、怖かったっちゃ。見てないけど、すごい迫力、あのジェネラルも魔法でも使うの?とても怖かったっちゃ」
「魔法は使わないけど、私も話しただけで怖いのはわかるよ。すごい迫力だったね。」
「あんなになっちゃダメよ、ソラ?」
「ン?私なんて足元にも及ばないよ!さあ!今度は陸軍の本隊がお出ましだ!!ここは戦場になるから危ない、ここから離れよう!」
「フフ!イエッサー!!」
「あっ!ちょっと待って!ノアは飛行服を脱いで!動きにくいし、攻撃を受けるかもしれない!」
「えっ!この服気に入ってたのに」
「この戦いが終わったらあげるから!さあ早く!」
「ホント?わかったっちゃよ!」
ノアは飛行服を脱着すると、元のワンピース姿に戻った。
その可憐な姿からは、7.7ミリ旋回機銃を撃ちまくった姿は想像も出来ない。
「Okay!ソラ!この近くなら、私の伯母さんの家があるわ!そこなら基地から離れる方向だし、匿ってもらえるっちゃ!」
「そうか!ナイスアイデア!そこに行こう!」
ノアは新海をチラッと見ると、先導して身軽に走り出す!新海も周囲を警戒しながら後に続いて走り出した!
一方、スコフィールド基地では、遂に、日米陸軍による大規模戦端が開かれることになる!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます