第5話 予の描かんと欲するもの
如何なるものを描かんと欲するか、との前回の結末であるが、私は不老不死を肯定したい。
数多ある作品に就いて不老不死を不道徳、否定する作品が多くあります。
しかしその根拠は怪しいばかりか、そもそも不老不死が実現していないにも関わらず、知った風な否定をされています。
何故「一部の者のみ」が不老不死なのか?
何故「死ねない」と決めつけるのか?
これは物語を面白くするための方便である。
全員不老不死、では面白くないから。
一部の者だけ、死ねない、だから苦悩するのが面白いから。
でまかせである。
このような物語が蔓延する事で不老不死=不道徳と刷り込まれては叶わない。
不老不死が実現した場合、
「一部の者のみ」が不老不死なのは歴史において一時的な期間だけになるはずだ。一時的には争いも起ころう。食料、環境問題は先に解決する必要はあろう。しかし不老不死自体の否定、不道徳とは関係ないのだ。
「死ねない」事はあるまい。元々人間として産まれ、その後、薬、機械化などで不老不死に変えるのだから。
嫌なら止めれば良い。
現在、尊厳死は肯定され始めている。
選択肢を増やすべきなのだ。
生きたい人は生きたいだけ生き、死にたければ死ねばいい。不老不死=不自由と言う刷り込みが錯覚させて、みんながみんな恐ろしがっているだけだ。
いわんや不老不死否定は医療、科学の発展、難病、障害、子供の健康、創造力、寄付の妨げにすらなっている。
不老不死が悪いと考えるは自由、ならば不老不死を望む者にも望む自由があろうはずである。まあ今でもあるのだが非常識に思われてはいないか?
不老不死は善なのに。
◼️
似たような例で「死が二人を分かつ迄」と言う西洋の結婚の台詞がある。
永遠で良いではないか。
永遠で浮き彫りになる諸問題は解決すればよいだけだ。無論途中で離婚してもいい。
まだある、タイムマシン開発と死者復活だ。
面倒なので人類の未来のスケジュールで説明したい。
一、食糧問題、環境問題解決
一、人工知能開発
一、勤労の義務撤廃
一、不治の病、病死克服(不老)
一、タイムマシン開発
一、過去の死者復活(不死)
食糧、環境に関しては人口抑制で無理やり解決できなくはない。
人工知能はまあ、出来るでしょう。
欲望、快楽(感覚)の実装次第?
ここまで来れば働く意味はない。
しかし働くか勉強する奴は居る。
生き甲斐として科学医療を発展させる。
後は諦めなければいつか出来る。
タイムマシンは正確に地球の自転、公転、天の川銀河内の太陽系移動、アンドロメダ銀河との接近、宇宙自体の自転を計算する必要があるらしいが、まあ少し過去に戻る実験でもすりゃわかるでしょ。
過去の死者は死ぬ寸前(難しい場合は任意のタイミング)に人形とすり替える。(過去改変回避)
人形は事前にDNA採取して準備。
死者復活の順番は最新の死者から行う。(タイムマシン開発の必然性確保と過去改変の影響無効化)
◼️
不老不死は善である。
勤労の義務は未来にはあるまい。
死者復活はできるのなら善である。
私は堕落しない自信がある。
転生待ちの不細工だが善人だからだ。
三浦建太郎さんのベルセルクは完結すべきだ。
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