BUG(バグ)~蟲の国ではすでに人間様は強者ではない~

こんぶおにぎり

第1話 おわりのはじまり

ここは日本。そして、現在は西暦2100年である。


”世界はすごく発展しているのだろう”

”秘密の道具とか発明されているかも?”

”夢のような世界が広がっている”

”楽しい娯楽にあふれている”


そう思っただろうが、それは間違いだ。

現在、日本だけでなく世界中の国に危険が差し迫っていた。既に多くの国が破壊されてしまっており、残っているのは僅かな国、そして国の中でも一部の地域しかない。


現在よりも昔に起きたことを説明しよう。

コロナウイルスによって、世界は多大な影響を受けることとなった。死者もたくさん出た。しかし、その後人類はコロナウイルスの脅威から逃れることができ、重症化を抑える薬も開発された。

こんなことは二度と起こってほしくないと誰もが願ったことだろう。

脅威が去ったことで人口は爆発的に増えることとなった。

その数は100億人にも及んだ。

だが人類には新たな課題が与えられた。

食糧不足である。

世界は100億人もの人間を支えていけるほどの食糧が供給できなかった。

この問題を解決するため、以前から考えられていた昆虫食に焦点があてられた。

昆虫には動物性タンパク質が多く含まれており、ビタミンやミネラルも多めに含まれているのだ。

だが、栄養はあっても見た目や、虫を食べているという先入観が邪魔をしてくる。

皆、耐え難い精神的な苦痛を体験しながらも何とか食べて生きている状況であった。

昆虫たちは人の手で養殖され、次第に人類になくてはならないものになった。


 数10年経過したある日、突然空に一筋の線が現れた。

 流れ星?

 いや違う。隕石だ。


あるところでは、スマホで動画を取るやつもいる。

あるところでは、家族でこの隕石を見て子供に「消える前にお願い事を3回言えるとお願い事が叶うのよ。」と教える親もいる。

隕石がどこから来たのかは分からないが、それは人類にとって最悪のものを提供してくれたようだ。人類滅亡の危機が圧倒的速さで地球に差し迫ることも知らずに皆、平々凡々と暮らしていた。


その隕石には、2つのものが付着していた。

1つはウイルス。これは【M(metamorphosis)1ウイルス】{以下 M1}と呼ばれた。

もう1つは寄生虫。これは【E(evolution)2パラサイト】{以下 E2}と呼ばれた。

現在分かっていることは、

M1は虫にしか感染しない。感染した虫は<蟲>と呼ぶ。

E2は虫にはもちろん、稀に人間以外の生物に寄生する。

感染した虫は<凶蟲きょうちゅう>と呼び、人間以外に寄生した場合<特異種>と呼ぶ。


そして現在…

危険な状態、立ち向かわなければいけない状態になっているのは言うまでもない。


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初心者です。小説って書くの難しいよね?こうしたらうまく書ける。こう考えると書きやすいよ。とかあったら教えてくださいな。

一応舞台は日本ですが、だいぶ変わってくる部分もこれから出てくると思いますので「フィクションだから」と思って読んでもらえれば幸いです。

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