最後の仕事
本当はすぐに埋めてやりたいが、今日は最後の大工仕事がある。
今回で最後の家が完成するのだ。
ここではけちゃ棟梁に悪いのももちろんだが、自分の仕事の仕上がりをこの目で確認したいのも確かだった。
どうしてか男は老婆におっかぁと言いたくなって、
「仕事を終えたら直ぐに帰って来てやるからなおっかぁ。」
と言って、老婆の体が傷つかないように包丁を手拭で厚く巻いて、老婆の胸に置いてやった。
今日は走って行かないと仕事が遅れるかもしれねぇと男は急いで駆けて行った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます