第42話 あとがき~今回の反省点。

◎過荷重! ~スポーク折れの原因


 「アルベルト 自転車 積載荷重」でぐぐると「サイクルベース あさひ」のページがトップで出てきます。

 上手く色々説明されてるんですが、積載荷重は27㎏と書いてあるんですね。

 あとどうやらJIS規格では65㎏が大人の重量となっている訳で…… 著しくオーバーしている場合は……いやもうそれ以上言わせないでくれい。


 まあこれに関してはワタシのミスというか、わざわざ重量量らなかったし、動かせる程度の荷物なら載るものだ、という古い頭がやっぱりこの昭和育ちには作用してまして。

 それまでと何が違うか。

 何と言っても体重増加と「バック自体の重量」が一番効いていると思います。

 今回ワタシは後ろに「前に入らないぶん全部」乗っけた訳です。載るものですから。

 実際確かに重くなったとは思ったんですよ。ただ大概重いもの乗せる人達って、後ろに集中させることが多いではないですか。そのイメージだったんですね。

 でかいスポーツバッグ+金具と背板つきバニアバックの重量は結構あります。

 前の場合、その部分は極力抑えていた訳です。そのための手製で。

 たぶん前のバッグで入れていたら、バランスはともかく重量はまだましだったのかもしれません。

 ただカゴ。基本のカゴが小さいんですよ。

 お買い物用でかいクーラーバッグというのがだいたいおわかりでしょーか。あれが入りきらない。ということはともかく前に積める量が極端に少ない。

 前回前々回は、この前に結構しこたまがちゃがちゃ乗せてました。特に重いモノを。キャンプギアの小道具の類いですね。テントと寝袋だけは後ろにしなくてはまずいのですがその他ランタンとかバーナーとか。

 またそのランタンが重かったり!

 気がつくとどんどん増えていったバッテリとか!


 ちなみにスポーク部分ですが。


>■頑丈ホイール

美しさと強さが続き、乗り心地をキープ。サビに強いステンレスリムと標準より太い「ステンレス強化スポーク」を使用。


 と書いてあります。

 確かに何処でも「こりゃ太いねえ!」と言われましたし「ステンレスのこんな太いのは無いよ」と言われてしまい。

 つまりまあ、その「標準外」な部分で、手こずってしまった訳です……


 じゃあマルキンの二度乗ってった奴の後輪のスポークは、というと。

 「旅の結果」として壊れたことはないです。つかパンクすら無かったくらいですから。

 乗った距離はそう変わりません。ただ今回の方が

 内装五段の「4」がワタシの基本なんですね。今までのマルキンの「3」で足にかける力が空回り感あったから、も少し力が出せるものが欲しくて。それに「4」は一番良く対応してくれました。

 今回はサイコンつけていかなかったんですが、たぶん本気で出した時のスピードはこの重量でも20キロ越えていたかと思います。

 そうすると、結構緩やかな坂が登れてしまうんですよね。まあルートのせいもありりますが、結果、ワタシという重量物が載っている時間と負荷も多かったと思います。


◎となると今後どうすればいい?

 ということを考えなくては困りますわな。

 まずアルベルトは「通学用」でなおかつ「汎用」ではない、ということなんですな、結局。

 マルキンのは「何はともあれ」「汎用」なママチャリなんですよ。ある程度以上の負荷を元々かけられないようにできているオーソドックスなママチャリなんですね。そして頑丈。

 つかサイコン見てみたら、何だかんだで去年の旅の時点以来もう3000㎞なんですよ。こっちでも。

 で、こっちのスポーク触ってみたら、アルベルトのとは比べものにならない程細いです。ただ絶対に何処のチャリ屋に行っても替えがありそうです。

 すり減って「パンクしにくいタイヤ」のごく普通のものに何度か取っ替えてるし、後輪全体をも取っ替えたことがあります。だけどスポークの異常は無かったんですよね。まずスポーク以前に他の部分に異常が見つかる。そのついでにチェックをお願いしていたから、何かしらそこで調整はしてもらえていたのかもしれません。

 だとしたら、ちょいちょい止まって写真や動画撮りたいワタシとしては、やっぱりこっちの方が向いているのかもですな。

 ちなみにマルキンの方でもワタシは結構段差やら何やら、それなりに乱暴に乗ってます。というか整備不全の歩道の段差をいちいち気にしておれないんですよ…… 無意識にセーブしているところはあるでしょうが。

 なのでまた今度行くなら、こっちを整備してから行くことになるでしょうね。

 まあ逆に「速く走ろうと思うな」と言われた様な感じですわ。


◎荷物

 ですが。

 ともかく荷物は減らす方がいい訳ですね。

 その荷物で。

 今回の失策としては、やっぱり服ですわ。

 試しに色々持っていってみたんですよ。四日分で上下、下着、靴下といったもの。

 それで思ったこと。

 「最初のふわふわした手製の上着とスカートが一番だった」

 でした。

 まあ今年が異様な暑さだったというのは大きいです。何より。

 去年日焼け止めが効く、ということは判ったんですが、今年はそれでは無理でした。半袖に日焼け止め、だと熱が残る。これが相当きつかった。そんで必ずしもかゆみその他が出ない訳でもない。

 だったらやっぱり長袖の方がいい。

 だけどその長袖もふわふわしていないと結局風通しが悪くて暑さでばてる。

 その辺りの変化に最初のふわふわした服は対応していたんですね。袖の大きさが四枚色々でしたので。

 で、下。

 化繊の速乾系の大きめサイズはまあ悪くはなかったです。ただそれでも膝のずれに引っかかる感があるんですね。そして必ずしも足首付近の焼けを保護できない。

 膝下くらいの手製のパンツは、まあこれはこっちの腕が悪いんですが、結構股の部分に負荷がでかい。一枚だけ持ってったスカートの方が使い心地がやっぱり良かったという。

 あと、例えば最後の日なんて、腹からにじみ出てくる汗の凄さでかなりの部分染みてましたしね…… この風通しの悪さは暑い時にはつらい。


 キャンプ道具。

 これも暑さと関係してまして。

 バーナーとコッヘルの意味が無かった(笑)。

 もともとお茶のむためのものだったんですよ。これは冷えていない時には意味が無い。何だかんだでドリップコーヒー呑んだのはお宿取った時だけという! あとは牛乳に溶けるインスタントの方が使いやすかったと。

 シチュエーションに凝る訳ではなく、野宿のキャンプ場版ですから、果たしてそれは必要だったか、と。

 それと上記の体重…… 

 エアマットは80㎏が上限ということで…… 察してくださいはい。でもやっぱり無いとしんどい。これは体験してよく判った。ということで、軽い折り畳み系にするしかないかな、と。


◎根本的に

 北海道・キャンプ・野営という路線を外せば荷物は少なくて済むんですよ。実際名古屋からの三日間、軽かったこと!

 安い宿・ネカフェ等の屋根のある場所で泊まることを前提とした本州巡りだったらまずテント寝袋を使わなくていい。

 ただ単純に、宿代が非常にかかるということなんですがね。

 でもまあ、検討はしてみないと、ですね。

 北海道もある程度、この先もまた行きたい地域の趣味は見えてきまして。そーすると案外何か別の方法もあるかもしれないかと。

 それにまだ足を踏み入れたことのない四国とか、通っただけの地域とかだって色々あるので、目先を変える機会かもしれません。


◎それよりお前まず体重落とせや

 それを言ったらおしまい(笑)。

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続々・50女がママチャリで北海道を回ってきた・道南やめてオロロン逆襲のちにスポークが折れてじたばたした話。 江戸川ばた散歩 @sanpo-edo

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