第24話 7/11 稚内・宗谷ふれあい公園キャンプ場→猿払村・さるふつ公園キャンプ場

 果たして今日のルートは本当にこれで良かったのか?

 と自問すると「微妙」という答えだな。

 いや、まじルート変更の時点では「こらあかん」と思ったのよ。

 高度120mまで割と急坂で登る個所が一つ。後は降りるのみ。

 ただ腕の疲れが出ていたんだよな。例の如くナビがまたダート指定したりして。

 ただこのルート、きちんと1077号線に乗っていたら全舗装で「バイク的には」快走路とツーリングマップルにも出てるんだよな。ただし! 途中電波が通じないとこがある。

 これが「ここしかない」、たとえば内陸部と海側を通す、できるだけ低い峠。あとその旅の目標。知床峠(多分今年の装備だったら重くて無理)がそうだった。こういうのだったら覚悟決める。

 ただ今回は迷いがあった。宗谷丘陵のあの奇妙な地形を見たい見せたい、だったんだけど、Googleマップの航空写真的には「地形の真っ只中」ばかりなんだよなあ。

 その迷いが海ルートに走らせ、予定より10何キロ、しかも冷たい前風にあたることに。

 オホーツク側は気温が一気に下がる。一生懸命に漕いでも汗どこじゃない。そんな中にツーリングマップルでも4パー坂と出てるのが二箇所、「下ってる錯覚の上り」がかなりの区間。上ってしまうと下りでもの凄く体温取られる。これはまずい。

 なのでオホーツク側は出来るだけ早く撤退することに決めた。明日クッチャロ湖畔行った後は内陸部南下してのんびり苫小牧まで戻るルートにする。

 オホーツクは北上なら本当に楽しい。アップダウンがあるにせよ、オロロンと違っておそらくほぼ常に「晴れないしは曇り」なら追い風になる。ことに枝幸〜興部あたりなど追い風なら異様に早く走れる。だが逆走なら?

 そして今年はその枝幸のキャンプ場が使えない。道の駅野宿と殆ど変わらない場所なんだが、公認があるかどうかはでかい。

 ともかく浜頓別の次は音威子府→美深→名寄の流れで、無理なく。


 とは言え、見た景色はよかった。

 まあヤケ半分とは言え宗谷岬リターンできたし。でも二度目はやはり感動が薄い(苦笑)。

 一昨年食ったから、最北端のラーメンはいいか、とパス。

 それでいてまた猿払で焼きホタテカレー食ってるんだから世話ない。


 そう、猿払に入ってからもなかなか風だの「きづけない程の上り」には散々困らされた。

 で、ようやく「あと2キロ」のあたりのセコマでほっとしたこと!


 まあそれでともかく道の駅さるふつのキャンプ場に陣取り、ふかふかの芝生に感動し、近くまで村営農場の牛が放牧されていたので見に行き。

 あとは大浴場だ!

 が!

 そこで風邪ひいてるらしいひとが入ってたので内心恐々。

 無論熱は無いから入れたのだろうけど(個人情報出す必要すらあった)それでも浴室ではなかんでたり咳してたらやっぱりコロナ関係なく旅先として怖いじゃないですか! 湯が温泉?かわからない感じだったのでサクッと出てレストランへ。でかい貝柱!

 ホタテ定食もあったんだけど、こういうのは一人だと空しいんだわな。


 あ、ところで。

 地面がある程度以上の芝生だったら、もしくは石の粒とか転がってなければ、どーもエアパッドなくともこの季節なら大丈夫そうだわ…まじ。

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