第15話クロードの思い

ヒルデハイド卿が

キミの頬に触れている

姿をみた時

私はヒルデハイド卿を

呪い殺したくなった

キミに触れていいのは

私だけだ

他の誰も触れてはならない

キミの頬をヒルデハイド卿の

人差し指の背が

あぁ‥

今すぐにその手を

叩き払いたい

なのに私はその場から動けない

なぜなら

ヒルデハイド卿の

キミを見る眼が

キミが愛おしくって仕方がないと

いっている

私はキミが

私から逃げている事は知っている

だから

キミはヒルデハイド卿と

一緒にいる方が

幸せになのかもしれない

そう考えてしまった

私は

負け犬さながらに

キミたち2人に背を向け

この場から退場だ


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