碧虚の空
『碧く虚構の空に、
私とあなたは思いをはせる。
同じ虚構には言葉が並べられ、
そこには想像でしか描くことのできない
綺麗で済んだ物語が語られていた。
現実の空が、
どんなに曇天でも、
この完結した世界には関係はない。
終わりの迎えている物語に
私はいう。
「世界がこれみたいに綺麗だったらいいのに」
それを聞いて君は、
「綺麗にしていったらいいじゃない」
と返してきた。
所詮、現実も作り物。
作り物なら作り直せばいい。
完結はしないこの物語は、
いくらでも綺麗に作り直せる。
君の言葉は、
私の世界を済んだ碧にしてくれる。
君のくれる空には、
必ず物語があった。』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます