詩集・折り紙裏の言葉たち
セツナ
幸せな夢を見る
夕暮れ色の坂道に
長い2つの影を伸ばして。
手を繋いで歩く人たちを見て
いつかの二人の思い出を見る。
あの時、確かに描いた未来は
とても鮮やかに輝いていたのに。
崩れる時はあまりに早くて。
まるで砂遊びで作ったお城みたいだと思った。
一緒に暮らした小さな部屋は
きっと、いつかの夏に見た
淡く脆い夢だったのでしょう。
でも、それでもいいと思う。
脆くても崩れてしまっても、
夢を見ていた間はきっと
幸せな夢だったのだろうから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます