エクストラオリジナリティー

導入.「世界」の宗教

"善悪二元論"という思想を知っているだろか？

"古代アーリア人''によって発展していった

ゾロアスター教の教義でこの世界は善と悪の２種類でできているという考え方だ。

この考え方は7世紀に滅びるはずだった。

しかし2030年の現在。

ゾロアスター教はアドカーバス教として発展し、この世界の宗教として世界中の全人口推定140億人に信仰されていた。

150年前。

善の光の世界で1人の英雄が離島に流れ着いた。

英雄はその島で村を起こした。

そしてスーパームーンの日。

白い悪魔が現れた。

英雄は黄金の火を宿す剣で白い悪魔を倒したが、村は1人の幼子を残し滅びて英雄は深い傷を負った。

残された時間が短い事を知った英雄は3つの事をした。

1つめはスーパームーンの日のことをメモに書き封筒に入れた。スーパームーンに気をつけろと言う想いを託して。

2つめは黄金の火を宿す剣を洞窟に封じた。

「焔」と名をつけて。

3つめは幼子に自分の意思を託した。英雄の真摯で熱い意志を。

そして英雄は死んだ。

説明口調はこれくらいにしてあとは主人公になる俺が話を進めるぜ。

導入話と言うことはまだ俺は生きているのか。

責任を背負っていないのか。

これから俺は死ぬ。

「国」のために。

そしてまだこの時は知らないのだ。

善で起こることは悪でも起こる。

悪で起こることは善で起こる。

こうして世界が均衡を保っていることを。