BLぽいの好き。私を作った小説、漫画、映画たち

第1話 プロローグ～スーパーマンがバイ

　他に表現がみつからないので一応、BLと書きますが、私は男性の同性愛に惹かれて、幾星霜です。

　目覚めた当初は、日本初のゲイ雑誌「薔薇族」すら創刊されていませんでした。

　十一歳の私の頼りは、女性週刊誌。

　そして、大人の雑誌。

　梶山季之の連載小説「かんぷらちんき」には、お世話になりました。のしあがるためなら男と寝ることも平気、な青年が主人公で、彼の「パパ」とのベッドシーンもありました。

　BLというジャンルが影も形もなかった頃から、私がどんな風に、それっぽい作品を探し、接してきたか、ぼちぼち書いてまいります。どうぞよろしく。

　と、突然、最新ニュースに話は飛びます。

　クラーク・ケントの息子、ジョンが、いつのまにかスーパーマンになっていたんですね。

　でもって友人のジェイ・ナカムラ（日系？）と恋仲に。

　LGBTにはもちろん、歓迎されているようですが、ヒーローに対して、いかがなものか、という意見も当然、あるようです。

　ヒーローのセクシャリティといえばヘテロに決まってる、というか、正直、考えたことなかったですが。時代は変わっていくんですね。

　以下は、ネット記事より。

　米コミック誌の英雄「スーパーマン」の息子が、バイセクシュアルであることをカミングアウトすると、出版元が11日、発表した。作家のトム・テイラー氏は「より多くの人が、最もパワフルなスーパーヒーローの中に自らを見いだすことができる」と期待を語る。

　出版社「DCコミックス」によると、ジョンは11月に発売される最新号で友人の新聞記者、ジェイ・ナカムラと恋愛関係になる。「スーパーマンができるだけ多くの人を救おうと努力し、精神的にも肉体的にも燃え尽きる場面の後で、ジェイは鋼の男（スーパーマンの別称）を介抱する」という。