ミステリの書き方⑤
本当に書きたくもあるけど話のネタになると思って始めてみたらもう⑤である。分量としては一万字ちかく、いやもう最初から書いとけやって話ですが十万字ねらいでポシャったときのダメージは分からんというか計り知れないので慎重である。
登場人物も決まったし、ざっくり分量を決めるのである。
以下算用数字と漢数字が混在するけれども許されたし。
私はだいたい42文字×34行を一枚(2ページ)としているので、これを基準にページ数を決めていく。私は全ページを
冒頭(プロローグ):死者さんのホラーな死亡シーン一枚ページ
冒頭2(導入):三人称の幽霊の噂シーン半枚
冒頭3(導入):舞台設定とプロローグの説明と生徒会への依頼一枚ページ
猶予二枚半 現二枚半
序
主人公が助手を勧誘二枚
聞き込み開始~死者さん自殺事件のあらまし解説二枚半
ひとまず集めた幽霊話の総括半枚 ここまで五枚
猶予 十五枚 現五枚
破
そもそも幽霊話の元になりそうな事案はあるのか調査開始二枚。
主人公が縄師を呼んで実地調査開始 和登が走らされて二枚。
縄師による縊死解説半~一枚。
元依頼人の偽装が現れ説教一枚。
滔々、自殺そのものに疑念を抱き始める。
聞き込み対象を死者さんの友人関係に拡大する五枚。
イジメグループの存在がおぼろげに見えてくる二枚半。
滔々、教室に供えられた花束の調査を開始。
和登と揉めて一枚。
急
殺人の露見 五枚
滔々、和登を使ってイジメグループを現場に集める。
全員が集まったら入る。
事前に天井からぶら下がっている滔々。
「和登の力でできるなら誰にでもできる」
殺ちゃんの破綻。「私はそんなことしてない」
偽装工作の露見五枚
滔々は語る。
「これで偽装工作をしたのが誰か分かった」
カイチョーに(伏せた)報告一枚
教室に呼び出される偽装さん。滔々は語る。五枚
「噂の出処は分ったよ、先生。あんただ」
(正確には噂の大本)
和登はイジメグループより体格が大きい。
イジメグループでは(複数人でなければ)偽装できない。
事件以後、教室に近寄るのは教師が大多数。
縊死と誤解される目撃情報を得るには、台座がいる。
そうする必要があるのは偽装工作者だけ。
偽装工作の痕跡を念入りに探しにくる人間だけ。
偽装さんの告白と保身 一枚
滔々の回答 一枚
「じゃ、幽霊話の出処は見つけたので、後は任せます」
困惑する偽装さん。
滔々は告発しない。求められたのは幽霊話の解決のみ。
「ただの噂でしょ。黙って寄り付かなきゃ風化するよ」
対立する滔々と和登二枚。
「本当に放っておく気なのか?」
「知られてて放置。捕まるより辛いだろ」
「そんなの許されない」
「法的にはもう許されてる」
「でも」
「それに、もう一つ」
オチセリフと解説。
「偽装さんに自白させた(状況)証拠は嘘だよ」
噂の元は偽装さんかもしれないが、違うかもしれない。
「ではなぜ噂が立った」
「知らないよ。本当に幽霊でも出たんじゃないの?」
滔々が成したのは噂の解決だけである。
それは奇しくも自殺騒動の顛末と同じであった。
エピローグ 一、二枚
偽装は夏休み前に一身上の都合で辞職。
殺ちゃんは休学(休み続けている)。
あれから二月ちかく経っているのに、噂は消えないでいる。
まぁ、だいたい、こんな感じだろうか。
ものすっごい大雑把なイメージで書いているので、主に序と破の内容の薄さがやっばいことになっておる。ページ数というか枚数もマジてけとーである。なにしろ細かなイベントを決めていないので、オチ周りのイメージくらいしかできていない。
というか、今のままだとオチの後味の悪さが天元突破の逆、地面貫いて宇宙である。だが、いいのだ。これからブラッシュアップするから。
……できるのか分からんけど。
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