第14話 登場人物紹介 & 設定

本編の登場人物紹介です。

ここまでの内容も合わせて紹介してあります。

忘備録にどうぞ。



【コトー村】


主人公たちが住む村。自然が豊かでいい気にあふれている。

イシルが聖女になってから、フルプレヌ神殿コトー別館ができる。



○イシル・プレリア

主人公。四人家族の長子。コトー村のお嬢様。

他の人が見えないキラキラとしたものが見える。

ルルーが見えるものがイシルには見えないと両親に蔑まれ、ダメ姉と呼ばれて無視されていた。


両親がコトー村を離れたときにフルプレヌ町に出て、デザラ菓子店で働きながら聖女修行をした。

聖女認定の儀で次期大聖女の指名を受け、大神殿とフルプレヌ神殿で修行をする。


物語の最後で、アリオジェマ・オネット神官と結婚する。



○ルルー・プレリア

イシルの妹。コトー村のお嬢様。

両親から溺愛される。

他の人には見えない黒いものが見え、その状態から他人の死の予言もする。

言葉や行動で他人の黒いものを操れることに気づき、他人をコントロールしようとする。


オネット神官がイケメンなので自分のものにしようとするが、逃げられる。

最終的には聖女となり、レティオール神殿で暮らす。



○セーヴ・プレリア

コトー村の地主。畑を持ち牧畜をしている。

イシルとルルーの父。

ルルーを溺愛し、ルルーのためにとレティオール街に移住する。

土地を手放した後は、街でほそぼそと暮らす。



○セアヌ・プレリア

セーヴの妻。イシルとルルーの母。

イシルには無関心。

ルルーを溺愛し、ルルーのためにとレティオール街に移住する。



○ソール

コトー村のプレリアの家の近くの小川のほとりに生えている柳の精。

イシルの友だち。

イシルが家族と暮らしていたときは、心の支えになっていた。

少年の姿をしている。



○リュイ

コトー村のプレリアの家の近くを流れる小川の精。

イシルの友だち。

イシルが家族と暮らしていたときは、心の支えになっていた。

髪の長い女性に見える。



○フルプレヌ神殿コトー別館

お話最後の方でコトー村に建てられる。

コトー村の祈りの場所であり、やがて専門的な治療院となる。

入院患者を受け入れ、治療師見習いの学びの場所ともなり、治療院として大きな拠点になった。

転移陣が置かれている。




【フルプレヌ町】


コトー村の隣町。

コトー村の人たちは、買い物や学校のためにフルプレヌ町まで歩く。

素朴で陽気な人たちが多い。

イシルを可愛がった。



○フルプレヌ小神殿

フルプレヌ町にある神殿。もとから治療院に力を入れている。

神官が一人だけと決められている神殿が便宜上小神殿と呼ばれる。公には神殿である。

神官見習いはいるが、神官になるときに他の神殿へと移る。


イシルが聖女になったために、名実ともに神殿となる。

ノブルム神官が神官長となり、オネット神官が所属し、ノブルム神官の弟子たちも所属神官となる予定。

イシルはフルプレヌ神殿と別館、大神殿を転移陣で行ったり来たりするようになる。



○レザール・ノブルム神官

フルプレヌ小神殿の神官。中年。

オネット神官とカルネラ神官が見習いのときに、モルヴィニョン大神殿で教えた。

レティオール神殿のナバロガン神官が同期。仲が悪い。


聖女候補イシルを育て、推薦神官となり、聖女となってもイシルを支えている。

フルプレヌ小神殿が神殿になったのに伴い、神官長となる。



○マルグリット・ノブルム

レザールの妻。

神殿を手伝っている。



○シュクル・デザラ

デザラ菓子店の店主。

イシルがフルプレヌ町に来たときの雇い主であり家主。

イシルに優しく接する。

デザラ菓子店はイシルが焼いたクッキーが有名になる。

そのクッキーは、レティオール神殿のリッシュ神官長の好物でもある。



○ファリーヌ・デザラ

シュクラの妻。シュクラと二人でデザラ菓子店を切り盛りしていた。

イシルを可愛がる。




【レティオール街】


フルプレヌ町から馬車で数日分離れた大きな街。

商売が盛ん。

レティオール神殿のほか、いくつかの小神殿もある。



○レティオール神殿

レティオール街の真ん中にある大きな神殿。

祈祷やお守りなど、寄付次第で大きく優遇されるため、富裕層から支持されている。



○アリオジェマ・オネット神官

レティオール神殿の若い神官。見習いのときの指導神官がノブルム神官。

背が高く整った顔立ちをしている。

親しいものからはアリオとも呼ばれる。

清い気配と濁った気配に敏感。


モルヴィニョン大神殿の大聖女の侍女神官カルネラと同期で仲がよい。

ルルーに追いかけられるが、彼女の気配を嫌い徹底的に避ける。


イシルの気配から聖女の器であると見抜き、ノブルム神官とともに育てた。

お話の終盤で、イシルの夫となり、子どもをもうける。



○ナシムカリマ・ナバロガン神官

レティオール神殿の中堅神官。ノブルム神官と同期で仲が悪い。

太鼓腹で、欲深い。



○リッシュ神官長

レティオール神殿の神官長。

清い状態も、欲深い状態も、どちらも受け入れる人物。

自分の利益よりレティオール神殿の益をとり、さらに社会全体のことにも目を配ることができる。




【モルヴィニョン都市】


国の首都。政治と宗教の中心地。


東西に公園が広がり、その中央の噴水広場から、北に向かってさらに伸びている。

その先に、大神殿がある。

仕事による棲み分け、富んでいるかいなかでの棲み分けがされている。


フルプレヌ町から馬車で七日間かかる。



○モルヴィニョン大神殿

大神官と大聖女のいる神殿。大神殿は国に一つ。

清い気が満ちている。


神殿と作りは一緒だが、拝殿の後ろにさらに奥殿が設けられている。

奥殿は、神官や聖女が特別に祈る場所で、基本、神殿関係者以外は入ることができない。


西翼は神殿外の神官などを泊めるプライベート空間、東翼は会議室などがある公的空間となる。

大神殿の神官や見習いたちは、北棟に住んでいる。

敷地は広大で、大神殿の北は森になっている。



○プレザンス大神官

モルヴィニョン大神殿の大神官。

神官の長であり、大聖女とともに大神殿を支える。

妻がいる。



○エリア・ラフィネ大聖女

聖女の中でもっとも尊い存在。宗教の象徴的中心であり、実権も併せもつ。

聖女の認定は、大聖女の一存で行われる。


いろいろな気を感じ見分けることができる。

次期大聖女のイシルの師であり、心の母となる。


夫と子どもがいる。



○ミリアム・カルネラ神官

大聖女の侍女。大聖女がベテランになったから侍女になった。

オネット神官と一緒に、大神殿でノブルム神官に師事した。ノブルム神官を尊敬している。

次期大聖女の侍女と兼任になり、イシルが大聖女になったときには大聖女の侍女頭になる予定。



○ジュリア・ラッティ神官

神官になって数年の若い神官。見習い時代から大神殿で育つ。

陽気でノリの良い性格。

次期大聖女イシルの侍女となり、ずっとイシルと一緒に過ごすようになる。


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