第4話 道路氷結防止剤
止めだ、止めだ。チャリでの通勤は。シャイアンの冬は寒くて長いしな。やっぱ、車は暖かくて楽ちんだしな。俺は愛車のサーブ900での快適な通勤を再開した。家に帰るとニュースの天気予報で「来週の後半には、ワイオミング州シャイアンを巻き込む今シーズン最強クラスの大寒波が襲来する模様です。周辺にお住まいの方は降雪に備えて充分な備えをされてください」と言っていた。かみさんはこのニュースを見て翌日に道路氷結防止剤をホームセンターで買って来た。こんな時のかみさんは出来たかみさんだと俺は熟々感心させられる。翌週の寒波襲来の前にかみさんが道路氷結防止剤を散布していた。おっ、やってるな。流石かみさんと俺はほれ直していたのも束の間。ガレージの俺の愛車サーブ900のタイヤのホイールのハブボルトとナットの連結部分にかみさんが道路氷結防止剤を念入りに撒いていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます