第1話
ある日差しが暖かくなってきた春の朝、咲夜は高校に向かう通学路をうきうきした気分で歩いていた。
何故うきうきしているかと言うと咲夜は今年から新高1年生になり名門校である花咲高校に入学することが出来たからだ。
(制服も可愛いし天気もいいし本当最高!!)
そしてしばらく歩いていると同じ制服を着た人達が多く見られるようになり何分かして高校の門についたのだった。
高校の門の横には桜の木が沢山植えられており正に桜の道と言っていいほど綺麗な桜が満開に咲いていた。
咲夜は思わず見とれていた。
(わぁ凄く綺麗_)
「「「きゃぁぁぁぁぁぁ」」」
すると突然女子の黄色い悲鳴が聞こえてきた。
咲夜は驚き声のした方へ振り向くとそこには女子達が何かを囲んでいるように群がっていた。
(何だろ、気になるな)
気になりそこへ向かってみると中心にいたのは1人の男子だった。
女子達はその1人の男子を取り囲んで黄色い悲鳴をあげていたのだ。
(何だ男子か、あれが欲に言う学校の王子様的な存在の人かな?面倒い事にならないように関わらないようにしておこう__)
咲夜は時間も時間なので女子達がいる所を通り抜けて校門へ向かった。
「____へぇ面白そうじゃん」
1人の者がそう呟いたのを咲夜は知る由もない。
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