朝
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幸せが終わったあとに
見た夢が幸せだったから
流しきれない涙は今も
5ヶ月前のあの日のように
モノクロ世界のピントをずらす
それでも諦めきれないのは
正真正銘恋だったから
君が残した愛だったから
一瞬だけでも振り向いて
笑ってくれた君だから
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この街に君はいないのに
二人寄り添う夢を見た
金木犀の坂道の上を
他愛もない話をしながら
君の表情、声、体温
すべてを忘れられないのは
正真正銘恋だったから
僕が求めた愛だったから
運命の人にふさわしくて
消えてしまった君だから
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これからずっと一緒だって
無邪気に笑う君の髪を
そっと撫で下ろした後
ふいに涙が零れ出して
朝の光に夢から覚めた
今も君を想っているのは
正真正銘恋だったから
君と過ごした部屋だったから
何度も好きと言いあって
結ばれなかった二人だから
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