失恋記念日
春野 夏樹
彼女
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揺れる木漏れ日の下
僕一人を待ってくれていた
恋の香りに気づいたあの日
まだまだ小さな心のポケット
君の笑顔をしまい込んで
二人で歩いた夢の世界
あの空の鮮やかさも
人を愛する喜びも
みんな君が教えてくれた
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
揺れる電車の窓ぎわで
手を握ったまま眠っていた
君の寝顔に息を呑んだ日
まだまだ小さな心のポケット
もうこれ以上入りきらない
二人で描いた夢の続き
この街の美しさも
愛する人の温もりも
みんな君が教えてくれた
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