応援コメント

記憶という脳機能」への応援コメント

  • 「人が自分を保てるのは、1秒前の記憶を連続して持っているから」
    みたいなセリフが『パーフェクト・ブルー』という今敏監督の映画にありました。

    ロボトミーが行われていた時代ってマジで恐ろしい。
    人権侵害も甚だしい術式です。

    私も、電気ショック療法で記憶を大分失いました。退院する時、家への道順が分からなくなっていました。
    多分、今となっては電気ショック療法もナンセンスな治療法で。

    コトさんの作品、とっても良かったですよね♬

    作者からの返信

    無雲ちゃん

    電気ショック療法なんて。言葉がない。
    記憶は、人が簡単に触れてはいいものじゃないよね。長い歴史のもとに進化してきた脳は複雑なものだと思うもの。

    本当に大変だったね。よくがんばった。

  • ぼくも記憶には興味があります。
    記憶でも勘違いや思違いが起きる混同のメカニズム。
    さらには記憶にないものを夢で見る不思議。

    個人的には脳は生まれてから死ぬまで1秒たりとも休むことの無いブラックボックスとしての機能を有していると思います。
    また人の脳はそれだけのキャパを持っていると思います。

    目の端に入った本人の自覚しえない映像や耳に飛び込んだ憶えてもない言葉などが、レム睡眠の時に記憶の海馬から放たれて沸々と湧き上がる記憶の泡粒のようなもので夢が構成されているのではないかと考えたりします。

    ぼくの脳はMRIで輪切りにしてみると白い星のような点がかなりあります。これらの点は全て隠れ脳梗塞になります。
    これだけかなりの量の白い点があっても今のところなんの支障もなく(本人はそのつもり)生活しています。
    つまり多少の脳の隠れ脳梗塞はハードディスクの不良セクタみたいなもので、脳全体としてはその部分は切り捨てて働くようになっていると思います。

    ただ大きな脳梗塞や脳出血を起こすと多少広範囲に脳の機能が失われてしまうのです。脳出血では血が脳に罹った部分は死んでしまいます。若い内は多少脳の一部が死んでも他の部分の脳がカバーしてくれるみたいですが、それも年齢が上がるにつれて失った部分の脳の機能が不足してくると奇妙な行動が現れたりするのは自分の姉で経験しております。

    脳は未知なる宇宙や深海と同じでほとんどがまだ解明されていないと考えています。

    作者からの返信

    静吉さん

    仰る通りで、1秒たりとも休むことの無いブラックボックス。まさに、そうなんじゃないかと思っています。
    わたしたちが意識する、脳部分と、それから無意識に動く心臓とかの機能も脳によって働いていると思うのですが。

    ともかく、興味がつきないですよね。
    コンピュータは、まだまだ人の脳の深淵には、いまだ追いつけないと思っています。忘れるという機能さえできないのですから。

  • うん。
    記憶って不思議で……。
    無自覚に改ざんされてたりもするし。
    感覚として『好き』って気持ちは、記憶の領域なのだろうか?とかも。
    人にとっては『忘れる』ってことも大事な機能なのだろうけれど。
    それとこれとは違う話だし。

    ってか、私なんぞの作品を取り上げて下さって痛み入ります;;

    作者からの返信

    ことさん

    いつもお世話になってて、少しでも応援できればと思ったんだよ。それにさ、脳と記憶は昔から興味がつきなくて。

  • ごきげんよう、雨さま。
    コンテストからは暫し離れて、思考の足を自由に伸ばす、大切な時間だと思います。
    私も処女作を書くときに、人間の脳について色々と調べてみましたが、その脳の働きの重層的で深く広大な働きに呆然としたことを思い出しました(私にも記憶があった、良かったです)。
    でもその時は記憶と感情の織りなす不思議な関係にまでは手が届かず、このエピソードを拝読して、もう一度勉強したいな、なんて。
    雨さまの創作欲と知識欲、凄いですね。

    作者からの返信

    おだ しのぶさま

    記憶については、以前、SF作品を書いた(今は未公開にしています)のですが、このノンフィクションが触発されたからでした。

    おださまも、わたしと同じですね。いろんなことに興味を持たれて、おお、仲間だ。なんて思っています。

  • 少し前の時代のものを読むとロボトミー手術は最先端の科学の精華という感じで書かれていたものもありましたね。

    記憶が失われる。
    想像しただけで恐ろしさと悲しみを感じます。

    作者からの返信

    へもんさま

    ヘンリーについて書かれたノンフィクションは、本当に興味深いものがありました。
    彼、でも、最後まで明るく生き抜いたようで、それが救いです。