キャラだけで成り立つ小説
小説に限らず、エッセイ、雑文あるいは新聞記事に至るまで。
「あらすじ、プロット、本文」の3段階を踏まえて書く計画を立てるでしょう?
その中で小説だけは別枠でキャラ設定があると思っています。
公募などでは、キャラが際立つ設定が案外と重要視されていると思います。
明日からカクコン。
キャラが立った小説、その上で物語の構成、ストーリーが素晴らしい作品。いや、それが簡単にできれば悩みませんが、最高の物語を、たくさん読めることを楽しみにしているんですが。
さて、困ったことに(たぶん、私だけが困っているんですが)……
カクヨムでは『異世界ファンタジー』が人気の高いジャンルです。
異世界ファンタジーは、書き手が多く同じような内容になりがちです。それ故に、いや、いろんな意味で多くの作品は埋もれてしまいます。
カクコンで「異世界ファンタジー」ジャンルに出そうかと思ったんですが、心優しいカク友から、速攻、否定されました。
「間違っても、そこだけは特攻するな!」
へい。
了解!
・・・・・ 閑話休題 ・・・・・・
ちょっと自分語りを。
この内容を短編にしてカクコンに参加したいと思ってはいるんです。
長編が書き終わったら、着手しようと思ってはいるんですが、どうなることやら。
とりあえず、短編もののネタです。
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学生時代から知り合いの女性がいます。
彼女の現在は不幸なんです。本人は、おそらく自分の不幸に自覚がない。ただ自分の怒りを愚痴り続けながら生き続けています。高校時代からそうでした、自分のことが全く見えていなかったのです。
私がはじめて知り合ったのは、15歳くらいの頃かな。
私たちはみな普通に幸せだったと思う。
彼女は小柄で、とても可愛らしい顔をして、外見は天使のように愛くるしかった。
目がくるくるっとして、ディズニーに出てくるバンビみたいな子です。そして、私たちは仲間とともにバカを言っては笑いあったものです。
彼女とは中学校からずっと友だったと思う。私の一方的な思いかもしれないが、友だが親友じゃない。この感覚をなんていうのだろう。
話していると、なんとなく違うと思ってしまうのです。
とても長い手紙をユーモアのカケラもなく書かれてくるような感じ。ちょうど今日、これから私が書く内容のようです。
彼女は、どこか浅い。その何処は上手く説明できないのですが。
つまり、「正しい子」でもあるからでしょうか。
自分はいつも正しい。
彼女の言うことは間違ってはいなかった、でも、押し付けられると息苦しく感じるのも事実でした。
そして、一番、困ったところは、私が好きだという男の子に必ずちょっかいを出して、あろうことか必ず落すのです。
あまりに、うまく完璧に奪われるのですが、奪って、すぐ飽きる。そこに彼女なりの正当な、正しい理由があるのです。
いわく:
「こんなはずじゃなかった。私は好きじゃなかったのに、アメちゃんにも酷いじゃない?」
彼女の言葉はみな正しい。(本人は心底、そう思っています)
思春期の男の子が思う理想的な小柄で可愛い子だから始末が悪い。
こんなことがありました。
「なんで、アメちゃんと付き合うの?」と、彼女、自信いっぱいに、わたしの付き合っている相手に聞きました。
それは、放課後のことで、なんとなく数人の男女が残っていたのです。
「かわいいから」
「え?」
怒った彼女が「なんでよう!」って、それこそ可愛く怒っていました。
「ごめん、ごめん」
いや、なんだね。
彼女を嫉妬させたくて、わざと言った?
ふたりがじゃれあい、謝る男の子を見ながら、どんどん気持ちが冷めていったのを覚えています。
ま、高校生くらいの頃って、思いも軽い。
子どもを持った今ならわかる。
そして、奪ったあとで、彼女は後になって言うのです。
「ごめんね、アメちゃん。私も好きだったの。アメちゃん、好きじゃないよね?」
いや、普通に好きだったから。
この続きは、短編が書けましたら。
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さて、カクコン長編です。
まだ、公開に至るほど自信がなくて、たぶん、予定では、第一話を12月2週目くらいに公開できる予定です。
タイトルは。
『後宮の悪魔 〜時空を遡るシリアルキラー、奴を追う敏腕刑事が側室(👩)になった件について〜』
(乙姫さま、タイトル変更しました。いつもありがとうございます)
シリアス+恋愛+異世界+ミステリー、あ〜〜んど、コメディ!!
そこ、笑うとこじゃない。
みなさまの作品も、徹底的に応援しております。
がんばっていきましょう。
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