『賢いヒロイン』に作品を応募します。



『「賢いヒロイン」中編コンテスト』

 明日から応募が始まります。


 カクコン後、ここ一ヶ月、このコンテスト用の新作を書いておりました。


 最初は、電撃大賞用の長編作品を考えていたんです。たしか締め切りが四月はじめ。

 こちらの公募は最低文字数が2万字なんで、「楽かな」って、賢くない作者は思ってしまって、先に書きはじめたんです。が、実際は楽じゃなかった。


 1万文字ほど書いて、そして、悩んでます。


 うまくいかない。

 なかなか、賢い作品にならない。


 その上に、『賢い』って定義をどうしたらいいんだろうかって別の悩みもできて。


 単純に頭がいいって設定で、勉強ができれば、賢いのか。

 それとも、もっと深い意味で賢さを表現すべきなのか。


 なんてね、ちと思ったわけです。


 実生活で実利的に賢い人って、けっこう知っているけど、そういう人が本当の意味で賢いのかなって疑問もあります。


 なにより、小説に書くヒロインって、賢さに、プラス好かれる性格ってマストだと思う。


 滔々と自分の意見を述べ、周囲を圧倒して打ち負かすようなヒロインではないんじゃないか。

 いや、それでもいいけど、そこにプラス可愛さがないと、ただ生意気なイヤミな女になりそうで。それって、本当は賢くないですよね。


 なんてなこと悩みながら、勉強のできる賢い子を主人公にした作品を書きました。


 このコンテストについては、公式さまからは以下のようなコメントがありました。


『賢い主人公といえば探偵・推理・トリックだろうと思った方々に正直に告白します。

「現実が舞台の緻密な本格ミステリ」はいくら優れていても、本コンテストで受賞とするのは難しいです(楽しく読みますが)。

カドカワBOOKSは様々な分野の才能を集めてはいますが、現在はファンタジーないしはSF的な要素を持つファンが多いレーベルです。「緻密な本格ミステリ」を現実の科学や論理に基づいて書かれた場合、そうした読者と接点の多い別レーベルの方がよりよい読者に出会えると考えます』


 現実が舞台のミステリーではない。


 というわけで──

 舞台は平安時代。

 現代の女子高生が『源氏物語』の世界へスリップ、光源氏と知恵比べする内容です。


タイトルは……。

『転移したら「光源氏」が本当に光っていた件について 〜発光人間とは付き合えない!〜』

https://kakuyomu.jp/works/16817330651786439222


 明日のお昼頃に公開予定です。


 KACで大変なときに公開で、なんか申し訳ないって気分です。


 KAC、参加されている皆さま。盛り上がってますね。


 前も書きましたが、すごい状況で、次々と作品を投稿されていて、本当に感服します。応援したいのですが、なにせ数が多すぎて、ゆっくりですが、読ませてもらっていますが、すべてを読めなくて、本当にごめんなさい。


 でも、チャレンジャーの皆さまを応援しております。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る