41 ☆甲斐視点☆

ははっ愛莉亜の可愛さにヤラれたんだな。


不覚にも俺もさっきの笑顔にドキっとしたけど。


けど・・・こんな風に男に囲まれてるってのはムカつくな!



そして俺は愛莉亜に近づいて「愛莉亜姫おはよう♪」と言った。


すると愛莉亜は少しびっくりした顔をしたあと「甲斐様ごきげんよう」と笑顔で言った。


ふっ完璧にお姫様を演じてるよな愛莉亜は。



すげえよ!



そして俺は「休み時間に学園長室に来いよ愛莉亜」と愛莉亜の耳元で囁いた。


「わかったわよ!」と愛莉亜は俺の耳元で囁き返した。



そして休み時間になった。


そろそろ愛莉亜が来る頃だな♪



すると「カイ様お話がありますがよろしいですか?」と女が入って来た。



ちっめんどくさいよな。もうすぐ愛莉亜がくるのに。



でも、ここで帰して印象悪くすんのも嫌だから仕方ないか。



「うん、なにかな?」


「私カイ様が好きなんです」


「ごめん俺好きな人いるんだ」



そう言ったあとに女が俺に近づいてきた。



は?なんなんだよ?と思っているうちに唇を塞がれた。




今なにしたんだよ?



キスか!


なんで見ず知らずの女にされなきゃなんね~んだよ!


ちゃんと告白断ったつ~のに!


しかも愛莉亜以外の女としちまうなんて。


愛莉亜が誤解したらどうしてくれるんだよ!


そしてドタっと物音がした。



ん?なんだ?と振り向くと愛莉亜がいた。


まさか・・・さっきの見られてたんじゃ・・・。



そして「アリア姫?どうなさったのですか?」と一番の原因の女が言った。


「いいえ、なにもありませんわ」と泣きそうな顔をして言う愛莉亜。



ヤバイ!愛莉亜絶対に誤解してる・・・。



すると愛莉亜は走り去った・・・。




「愛莉亜・・・」


「お前なんなんだよ?」


「ごめんなさいカイ様」


「二度と俺に近づくな。愛莉亜にも、わかったな!」と女を睨みながら言った。


「はい・・・」と泣きながら女は言った。



そして俺は愛莉亜を追いかけた。

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