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コイツ、マジで嫌いだ・・・。
何でこんなに自信満々なのかが、分からない。
しかも私は死んでもマサヤを好きになんかならないんだから!!!
「ふっ・・・。私があんたを好きになるですって?」
「ええそうです」
「そんな事絶対にありえないわ!!1%の確立もない!!!」
「この世に絶対なんて言葉はありませんよ。アリア」
「あるって言ってるでしょ!」
「アリアは本当に可愛いですね♪」
はぁ?コイツ何言ってんの?
この状況で普通そんな事言う?
そうかマサヤは普通じゃなかった。
「何言ってるのよ?あんたに可愛いなんて言われても嬉しくないんだから!」
「やっぱり以前のアリアより、今のアリアの方が私は好きですよ」
は?何て?
「と言う事で、ふっ・・・もう敬語は止めましょうかね?」
は?私に聞かれても。
「ではアリア・・・俺は本気だから覚悟しとけよ!!!」とマサヤは私に向かってウインクをした。
はい?今何て言った?
本気って?
マジですか?
あのぉ~~~本気になられても全然嬉しくないんですけど!
しかもコイツ、何様なのよ!
ムカつくったらありゃしない!
しかもウインクまでして・・・寒気してきちゃったじゃない!!!!!!
やばいよ。こんな所に2人でいたら。
犯される可能性80%?いや100%だ!
とにかく早く逃げないと。
そして私は走り出した。
全速力で・・・。
すると後ろから「アリア逃げるんじゃねぇ!!!」と叫ぶマサヤの声が聞こえた。
逃げるんじゃねぇだとお!
誰に向かって言ってんのよ?
私が逃げようが逃げまいが私の勝手だ!
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