教育

バブみ道日丿宮組

お題:ゆるふわ愛されあいつ 制限時間:15分

教育

「あいつさなんなの? いつも人に包まれてたさ……ずるい!」

「お嬢様だってもっと人に来てほしいオーラを放ては余裕ですよ」

「そんなの無理でしょ! あんなにいっぱいきたら、わ、わたし! 壊れちゃう!」

「対人慣れしてなお嬢様であるならばその可能性はありますね。ただ……」

「ただ?」

「学生の時代で対人慣れしておかないと卒業後にすぐ打ち込まれる会社のシステムにやられちゃいますよ」

「どんななのよ。私はただの新社会人よ! 指示待ちどうぞのブラックよ!?」

「なんとですね。あそこでちやほらされてるあいつの上司にお嬢様はなる予定なのですよ。彼女も令嬢でそれなりのコレクションを持ってます。それはお嬢様のとかぶってることもあり、父親である社長は若い者同士のぶつかりが新しい時代を作ると未来視したいらしいです」

「それって噛み合わなきゃ無意味よね? 私が持ってる技術は確かに会社で役立たせるために勉強して得たものだけど、ゆるふわ愛されキャラのあいつってそういう技術とってないよね?」

「そうですね。どちらかといえば交友関係に力を注いでますね。いわゆるコネクションを作る才能なのだと思われます」

「いいなぁ。私も好きなゲームのレアキャラとか配ってくれる人と仲良くなりたい」

「ソシャゲは自分で出してください。あっでも僕がやってるのであればお願いしたくもあります」

「あなたのはさておき……あいつをチームを食うってことは私も同じようなゆるふわに侵食される可能性もあるのよね」

「ないことはないですね。逆に向こうが技術を横投げ状態で得てさらにコネクションを強めるかもしれない」

「会社は既に何回も僕はいってますが結構環境がいいですよ。おそらくここで彼女とお嬢様はわりといい付き合いができるはずです。僕が保証しますよ」

「あなたの知恵で失敗したことがないからいろいろとお願いするわ。今後ともね」

「はい、卒業後は相変わらずお嬢様方のサポート役ということが決まっておりますので」

「そう。だから最近あいつのその場で取り巻きみたいなことしてたのね」

「はい。お嬢様と違うことが多々あるので新しい発見が沢山です」

「その得たものたちが最後に私たちに交じって1つになる。それが国の意思」

「ただ気をつけたほうがいい。最近我々の考えを認めないアンチが嗅ぎ回ってるとのことです。お嬢様を守護してるのは僕ではありますが決して無敵ではないので」



 TO next Not TTL Bn.

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