☆ユリウス視点☆

私はユリウス・オーディン。

オーディン国の第1王子だ。


私は5歳の頃に侯爵令嬢のカレン・アルベルトと婚約した。


実を言うと私はカレンに一目惚れしたんだ。


アルベルト家に行った時にカレンを紹介され、あまりの可愛さに父上に頼んで婚約者にしてもらった・・・。


だがそのカレンは私のことを好きじゃないらしい・・・。


カレンを好きになってもう11年が経った・・・。


いまだにカレンは私が「大好きだよ。可愛い」と何度言っても本気に取ってくれなくて困っている・・・。


あんなに私がアプローチしているのに気づいてくれないカレンは相当に鈍い・・・。


学園中の生徒もカレンを熱い瞳で見ていると言うのにカレンは全然気づいてないから、危険すぎる・・・。

カレンの親友のキャサリンに悪い虫がつかないように頼むしかないな・・・。


どうしたらカレンは私を好きになってくれるのだろうか?


自分で言うのもなんだが、私は顔もそこそこで剣の腕もいいし、魔法も使えるし何より、この国の王子で私と結婚したら将来は王妃になれるのにカレンは私に見向きもしないのは何故なんだ?


私になにか欠けるものがあるのか?

あるならば私に教えてくれカレン・・・。


それか・・・他に好きな男でもいるのだろうか?


いや・・・いたとしてもカレンは誰にも渡さないからね・・・。


カレンは私のものなのだから・・・。


もしカレンを奪うような男がいたら私はその男になにをするか分からないな・・・。


カレン・・・早く君にユリウス大好きだと言われたい・・・。



話は変わるが、父上のせいで私とカレンは魔物討伐隊に入ることになった。


危険な場所にカレンを連れて行きたくはなかったが、父上の命令には逆らえない自分が憎い・・・。


でも何があったとしても、カレンだけは絶対に私が守るよ!!

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