イケメン狼さんに求婚されましたわ!

え?わたくしがジャガードの呪いを解いたですって?

信じられませんわ・・・。



「どうやったと聞かれましても、なにもとしか言いようがありませんわ・・・。あっでもジャガードを助けてあげたいと祈るように願いましたけど・・・まさかそれで力が目覚めたのかしら?」


「カレンの強い思いがジャガードを救ったんだ・・・きっと・・・」


『カレン我を助けてくれてありがとう感謝する。一生我の傍にいてくれ。我の花嫁カレンよ・・・』そう言ってジャガードはわたくしの唇にキスをした。



ん?なぜわたくしは可愛い狼・・・じゃなかった、ジャガードにキスされてるのかしら?



その瞬間わたくしの目の前で狼耳の美形さんが微笑んでいました・・・。




金髪長髪で切れ長のセクシーな金色の瞳に口元にホクロがある美形さんです。

身長は190cmに近いんではないかと思うほどに高い・・・。



「まさかとは思いますけど、あなたジャガードなのかしら?」


『うむ。我はジャガードだが?どうかしたかカレン』



どうかしたか?ではありませんわ!!

ジャガード擬人化できるのね・・・。

驚きましたわ・・・。

それにしても美形すぎでしてよジャガード・・・。

わたくし完全に負けてますわ・・・。



『契約成立だ。これでカレンは我の花嫁になった』



はい?わたくしがジャガードの花嫁ですって?



「ジャガード・・・どう言うことですの?」



『先程しただろう?契約の証のキスを』



・・・それってわたくしの許可なしでやりましたわよね?

そんなの無効ですわ!!



「ちょっと待て!カレンはわたしと結婚するのが決まっているから、それは無理だな」



ユリウス・・・わたくし達まだ、ただの婚約者ですわよ?

結婚なんてしないですし・・・。

勝手に決めないでほしいわ・・・。



「ユリウス結婚じゃなくて婚約者ですわよ。結婚なんてまだ先だから分からないですわ・・・」



『ふっなら我にもまだチャンスがあると言うもの。実に楽しみだ・・・』

そう言って極上の笑顔で言った。



「なっ!カレンは絶対に渡さないからね!!」



誰かこの2人(でいいのかしら?)を止めて下さい・・・。



ジャガードの一件は無事に終わったけれど、その後も次々と魔物が現れいくつもの街を襲っていたのだった・・・。




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