公女殿下は天を駆ける（ソード・ワールド2.5リプレイノベライズ）

余談：オリジナルバルバロス事典

ここではウチの卓のオリジナルバルバロスを紹介します。

＜ナーガ＞

　人造バルバロス。魔動機文明期に不老長寿の研究のためドレイクを元に生み出された。通常の穢れは3点。寿命はドレイクと同様。

　大破局が始まると軍事利用されることになったが、ドレイクの襲撃により研究所は破壊され、実験体は世界に散った。

　ドレイクとの相違点は翼がないこと（飛行は可能）、生来魔剣がないこと。比較的性格は穏やか。

　蛇のような竜（つまり中国風の龍）に変身することもできるが、穢れが4点に上昇してしまう。

＜ヤオフー＞

　レーゼルドーン大陸東部を発祥の地とするバルバロス。いわゆる妖狐。通常の穢れは2点。寿命はドレイクと同様。

　通常はキツネのような獣耳をした人族の姿をしており、リカントを装う。一定時間は獣耳を隠して人間と見分けをつかなくすることもできる。

　男女共に美しく、その美貌を以って人族の権力者・有力者を篭絡することを得意とする。

　高位のヤオフーは篭絡した相手を意のままに操ることができる。リャナンシーのように服従度を段階的に上げることを想定。

　大狐に変身することもできるが、穢れが4点に上昇してしまう。

＜ヤオリ＞

　レーゼルドーン大陸東部を発祥の地とするバルバロス。漢字で書くと妖狸。通常の穢れは2点。寿命はバジリスクと同様。

　通常はタヌキのような獣耳をした人族の姿をしており、以下ヤオフーと同文。

　男女共に愛嬌やかわいらしさのある容貌をしていることが多い。

　種族固有の幻術によって人族を騙し、驚かすことを得意とする。とはいえ、中にはかちかち山のような残虐ないたずらをする者も。

　大狸に変身することもできるが、以下ヤオフーと同文。

＜スクローファ＞

　豚やイノシシのような頭部を持つバルバロス。豚頭、猪頭とも言われる。穢れは4点。寿命はミノタウロスと同様。

　いわゆる他のファンタジーでいうところのオーク。役どころも同じ。

　ゴブリンの下劣さとミノタウロスの性欲を足して二で割らない。

　作者にとってはミノタウロスやオーガと並んで貴重な敵役バルバロス。

＜セリアン＞

　ライオンや狼など肉食獣の頭部をしたバルバロス。穢れは3点。寿命はライカンスロープと同様。

　リカントやライカンスロープなど変身能力を持つ獣人たちを邪道と見下し、自分たちを真の獣人と誇る。

　ミノタウロスやスクローファには表面上友好的だが、彼らもしょせん草食獣と内心見下している。

　普通の人族の女は弱者として男同様食糧としか見ない。その反面、冒険者や兵士、騎士など強い人族の女は屈服させて孕ませることを好む。

　ミノタウロスやスクローファと違い女性も存在するが、数は少ない。

　ミノタウロスの名前のネタが枯渇してきたので新たな敵役として考え付いたのは内緒。

＜アピス＞

　人間のような体に虫のような翅が生えたバルバロス。穢れは2点。寿命は50年ほど。

　ハチのような社会性昆虫に近い生態を持ち、生産活動に特化しているものの、逆にそれを高位バルバロスに警戒されて数を減らした過去を持つ。

　女性ばかりで、人間等の人族と交配する。一般的に性格は温和。