とても読みやすく、ギャグてんこ盛りのラノベですが、本格的な城巡りの知識がこの物語を唯一無二の作品にしています。
主人公の「僕」こと武田純也が、ギャルの上杉先輩にスカウトされて歴史研究部に入ります。
他にも、才女の伊達先輩、純文学少女の毛利さん、イケメン幼馴染の悠斗、気の強い妹の美咲……などなど、個性的なキャラクターたちがわちゃわちゃしながら物語が進んでいきます。
特筆すべきは、この物語が本格的な旅行記でもあることです。
東京から、より安い旅費で旅行するためにはどうしたら良いか、詳細に書かれています。知らなかった鉄道の情報に、目から鱗でした。
それぞれのお城にまつわる歴史に触れながらも、しっかりギャグ展開があり、
面白く読み進めることが出来ます。